2018/9/23-24 徳本峠トレッキング

日付 2018/9/23(日) ー2018/9/24(月)天候 :晴れ 参加 阿久津(CL)(投稿)、妻
アルバム :https://photos.google.com/share/AF1QipM05o48QPclnbHl9s9MKntqv32P4BbIhGehQuVNohbBNynmA2D244GxZJRZcVzJGw?key=NXZUMjZOaG1TQzdlNEU4MWpPSC1NRXc2YVEyemt3


3年前から行きたいと考えていた、『ジャパニーズアルプス』と最初に呼称したウォルター・ウェストン、上条嘉門次、芥川龍之介など、多くの著名人が上高地に入山するために利用していた島々谷を経由し徳本峠へ向かう古道をトレッキングしてきました。
今年の9月は例年以上に雨天日が多く、晴天は期待できないと思っていましたが、2日間とも天候に恵まれた。
島々駐車場から二俣までは車で走行出来る林道ですが、地元の茸収穫権を買取った人しか通行できないそうです。(地元のタクシー運転手さん情報では、毎年一山50万円でくじ引き形式で売買するそうです。)

二俣までの林道は沢沿いに沿って進んでいきます。二俣から古道トレッキングが始ります。道はよく整備されており入山者が少ないルートですが快適です。

石畳、石積みの土手等、先人達が作った跡が、今も現役で活用されています。ルートは島々駐車場標高660mから徳本峠登り口標高1600mまで19㌔かけて標高を稼いでいくため、ほぼ水平に近い形で快適に進むことができます。道中、栃ノ木の実が多く落ちていたり、桂ノ木が多く樹勢しており徳本峠登り口まで桂ノ木特有の綿飴の匂いがしていました。




登りは九十九折作りになっており、ゆっくりと標高を稼ぐようになっています。昔は馬等も通っていた道なので道幅も広いです。途中に力水なる水場があり、テント場用の水を汲んでいくことができます。標高を上げるにつれて植生が変化していくのを目で楽しみながら九十九折を気持ちよく登っていけました。標高2140mの徳本峠に到着すると初日の工程が終わります。


徳本峠のテント場は穂高連峰が一望出来る素晴らしい場所にあり、快適なテント場でした。自炊が出来るベンチテーブル等も整備されています。自分は力水を汲んで行きましたが、徳本峠小屋でℓ/200円で購入できるそうです。夕方は生憎の曇りになってしまい、夕焼けを見ることができませんでした。翌朝、徳本峠小屋から1分の展望台まで登り朝陽に焼ける穂高連峰を見ることができました。展望台の周りに生えている木々の額縁効果もあり、綺麗な絵画を見ている様でした。下山して知ったのですが、ウォルター・ウェストンも同じ場所で絵を描いていたことが分かりました。

2日目は上高地へ下山するだけなので、遅い時間にスタートしました。徳本峠からの下り道も馬が通って頂けあり道幅も広くて快適な下山道が続きます。上高地へ近づくにつれて、明神岳、前穂高岳の山塊が大きくなって来て迫力が増していきます。峠の下りを終えると沢沿いになり上高地のトレッキングコースまで快適な道が続きます。最後に上高地トレッキング道に合流してから明神池まで行くと、鳥居が出て来てゴールになります。昔は明神池あたりが上高地のゴールだったそうです。長い島々からの古道でしたが先人達と同じ道を歩んでいると考えると感慨深いトレックキングになりました。

<工程>
1日目:島々駐車場→二俣→岩魚留小屋→徳本峠小屋 歩行時間:7時間30分
2日目:徳本峠小屋→明神小屋→上高地 歩行時間:3時間
※上高地から島々駐車場まではタクシーで10,000円ぐらいです。

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