2018年2月12日 米子不動 龍神

日付 2018/2/12(月) 天候 曇り時々ガス 参加 久野(投稿)、穴井 
アルバム:https://photos.google.com/share/AF1QipOixo-pe_TsizXbn60bZQTv47mJJHmDRzLuVs4odaqsb2tbx6p-KijAxMk3xku10A?key=S3pVN2Y2djZ0N08yc25QN3N4amN1NFEtMVBhMHh3

龍神 ルートグレード:4級上 ピッチグレード:V+~Ⅵ-

米子不動最終日の3日目はゆーせい君とペアを組み、龍神へトライする事に。大沢との分岐手前のBPから1時間弱で到着。
トポには最高傾斜85度と書かれていたこともあり、若干たかをくくっていたのだが近づいてみるとまぁ割と垂直部が長くて小さなツララの集合体の部分も多く、幅は広いがスクリューを決めれそうなラインが限定されそうな感じだった。
恒例のジャンケンで勝ったほうが無条件で1P目リードという公正なルールに基づき、1P目ゆーせい君リード。3日目という事で腕の疲労感が半端なかったので内心ラッキーと思う。
ゆーせい君のリードを下からまじまじと眺めるのは久しぶりだったが、一定のリズムでテンションを入れることなく、淡々と突破してしまう様には感服。会には同期入会であるが、アイスのレベルもいつのまにか抜かれ、おじさんはフォローなのにこっそりフィフィでひーひー言っていた。
 快適にロープを伸ばす穴井氏。このあたりからどの辺でピッチきるかなー?と思いだす。写真の右上する傾斜の緩まるトラバース部分はスクリュー決めるには少し悪く、トラバース後、再度傾斜が強まった。
しばらくたつも60mロープを使用していたこともあり、ロープを伸ばすは伸ばす、45mくらいは出したろうか。垂壁部は殆ど残されずに蹴散らされてしまった。40m程度のバーチカル部をノーテンでいくあたりは脱帽でした。
 おじさん、2P目。ゆーせい氏がバーチカル部全部やってしまったので1P目終了点から左にトラバースしⅣ+程度の5m程度のラインを登り、今度は右にトラバースしⅣ程度の傾斜の緩いスラブ等を抜けていく。上部は雪の上に薄い氷がついており、結構な大きさの氷を落としてしまう。最後はルンゼを左上に詰めて、しっかりとした立木で終了したが上には短いながらも傾斜の緩い滝がまだあった。
トポでは3P(1P目40、2P目50、3P目10m)とあるが今回60mダブルロープを使用していたこともあり、余裕をもって2Pで終了できた。下降は1回目はしっかりとした立木、2回目はアバラコフ。

ゆーせい氏の登攀を見て、次来るときは正真正銘のⅥ級をノーテンでリードできるよう精進せねばと思った山行でした。


2018年2月12日 米子不動アイスクライミング アナコンダ

日付 2018/2/12(月) 天候 雪 参加 塚越、渡邉(CL)(投稿)
アルバム :https://photos.google.com/share/AF1QipOrqKmj4xUvfOxMRyzq1ixuueQdeOUSjrsZ3fz5o18o5M62VlEAHOiC1H0JLC541Q?key=aW5kT1JsN3hxM2NFLU8wY1ByRVF0MFJ5Z3FUOEFR

塚越さん、渡邉のアイスでフリーなんてしない(できない)旧世代コンビで初日は不動戻しの下部を塚越さんリードで登り、


二日目はまず、カチカチ山偵察、見学


アプローチ途中の正露丸と百草丸、正露丸は知合いのAさんが登ってた。



カチカチ山

ちょっとわるいアプローチありたどりつくが、下部が薄く断念。アルパイン的でかっこいい。1P目はカム、ナッツ、がよく使われるとのこと。


黒滝を瀬沼さん、久野さんが行くが時間掛かってて待ってるのも…なので龍神へ移動。


龍神下部を渡邉リードで登る。




最終日
毎日誰かは、残業してヘッデン下山なので本日はタイムリミットを設ける。

ノー残業デー!(笑)

米子をなんとか1本は完登しようと
早起きし出発、アナコンダに取り付く。出だしは塚越さん行くとのことなので2ピッチ目を行かせて頂く。

アナコンダとコブラ




1P目
確か8頃開始
塚越さんリード
遠目から薄そうで近くでも薄そうだが、意外とスクリューも入る。だが、二本?くらい奥まで入らず。あとでスクリュー見たら潰れてるぅ

フォロー中渡邉



2P目
ビレイ点から、いきなりどーんと垂直のある2ピッチ目。中千丈沢のZの滝を思い出した。


疲れてなかなか進まない…
垂壁をこえると快適なⅢ〜Ⅳ-くらい。きもちよく進む。

途中油断して両手ぶら下がる…ランナウト中なので焦った(^_^;)

ロープいっぱいギリギリまで伸ばす。


3P目塚越さんリード

狭い凹角状に背中を預けながら進み、左にトラバースし
バーチカルラインを登る。
氷の質が悪そうで、苦戦してる。
昨日テント内で…
「お前スクリュー打ちすぎた!」
「明日は3メートル以下禁止!」
と言われた渡邉…

しかし今日は塚越さんも…乱れ打ち!

でもさすがはベテラン、ムーブは綺麗。
45m伸ばしビレイ点

13時過ぎ下降開始

下降も3Pで最後のみアバラコフ。
塚越さん降りるときミシミシ鳴ってたので超ビビリながら下降(本日の最大の核心!)


13:45下山開始
14時過ぎテン場着

初米子で厳しかったですが、修行してまた来たいと思います。
塚越さんも冥途の土産と言わずまた来ましょう!

2018.2.10-12 米子不動 阿修羅・コブラ アイスクライミング

日付 2018/2/10-11(土日) 天候 晴時々ガス 参加 穴井(投稿)、他1名 アルバム:https://photos.app.goo.gl/c5MPCCT4OF0I0XmH2

米子不動アイスの1日目と2日目。
穴井・Kさんパーティーで初日は阿修羅(Ⅵ級)、2日目はコブラ(Ⅵ級)を登りました。

コブラ(100m) ルートグレード6級下 ピッチグレードⅥ級 (右の氷瀑)

 初日のアプローチ林道は3週間前に来た時より積雪があり、途中でチェーン装着するもスタックやチェーンが外れて悪戦苦闘。車高の低さも相まって腹を擦りながらなんとかゲート手前まで辿りつく。ゲート手前から出合橋BPまではスノーシューでアプローチ2hほどかかった。
阿修羅(85m) ルートグレード5級 ピッチグレードⅥ-~Ⅵ級 

テント設営後、大沢エリアに6人で向かう。ラッセルで1hほどで不動戻しに向かう4人と別れ、自分とKさんは阿修羅(Ⅵ級)にトライ。
 1P目 穴井リード 見上げると45mほどのヴァーティカルが続き、初日から胃が痛い。14:00登攀スタート。
下部のスカートを登り、氷柱部に取り付く。固い氷柱に出来立てのつららが集合体となってまとわりつき氷質は悪く感じた。何とかパンプに耐えながら30mほどフリーで登るが傾斜が緩まる手前で足が抜け2mほど痛恨のフォールをかます。ロープが引っ掛かったせいか、サレワスクリューの樹脂ハンドルが折れてしまった。レストの後、15m登り、ハンギングビレイしてKさんがフォローで登る。
 2P目 Kさんリード。途中でレストを入れつつ慎重に登り30mほどで落ち口まで抜けていった。暗くなり始めたころにビレイ解除のコール。夕闇が迫る中、急いでフォローで駆け上がった。
17:30過ぎに3時間半でトップアウト。山並みの向こうにぼやける須坂の夜景を眺めつつ下降。初日から残業でアイスを満喫できた。

 2日目 テン場で黒滝エリアに向かう4人と別れて龍神エリアに向かう。沢を500mほど詰めるとアナコンダ(左)とコブラ(右)が落ちる。写真で眺めていた以上にスケール感があり、迫力に圧倒された。
 先行してラッセルしてもらった他パーティがアナコンダに取り付くのを眺めつつ、ゆっくり準備を済ませて、登るラインをKさんと確認し、いよいよコブラにトライ。
 1P目 Kさんリード 被った氷柱を避けるように真ん中から左の際をミックスを交えて登る。所々が被ったクラゲ状が悪いようで左の岩にステミングを駆使して突破していく。1時間ほどで50mほど伸ばしてもらい左の壁際のビレイ点まで。
 2P目 穴井リード ビレイ点の氷柱の左裏側からカンテを抱きつくように飛び出して右上。カンテから出ると見た目と裏腹にヴァーティカルが続く。慎重にフリーで登り傾斜の緩いテラス状まで30m。ロープの残りを考えると2ピッチで抜けられそうだったが、落ち口が見えないので念の為、ピッチを切った。Kさんも核心でテンションが入るが順調にフォローで登ってきた。2ピッチ目当たりからガスに多少雪が混じり、風も出てきて寒かった。

3P目 Kさんリード 傾斜の落ちてくる氷を落ち口まで25m。さらに雪壁を20m伸ばして灌木のビレイ点まで。最後のマントル返しが少し悪かった。登攀時間は4時間半。個人的には3ピッチを通してフリーで登れて自信に繋がるクライミングになりました。


2018.2.10-12 米子不動 黒滝アイスクライミング

日付 2018/2/11(日) 天候 晴時々ガス 参加 久野、瀬沼 アルバム:https://photos.google.com/album/AF1QipN-wNOe58-wmtJLHZuZrBEZnT_FYpXKIx1X60Ml


米子不動二日目
 氷瀑群の中でも奥に位置する黒滝に行きました。まず正面に着いた時、あまりの滝の大きさに圧倒され、本当にこの滝を登るのか? 巨大な氷柱は近くで見るとツララが幾重にも重なり合う集合体、スクリューが効くのか・・・。少しビビリとりあえず150m右側に位置するカチカチ山を見に行くことに。
カチカチ山は完全凍結は稀で、やはり下部は薄いベルグラ状態、スクリューを決めれそうな場所は無く、敢え無く敗退。
黒滝に戻り、意を決して登ることに! ウロウロしたお陰で取付きは11時を過ぎていた。


黒滝(90m) ルートグレード4級上 ピッチグレード5級+~6級- 登攀時間 約5時間 3ピッチ



アプローチは林道から。途中から沢筋に入りテン場から1時間30分位。


カチカチ山に行く途中で黒滝を振り返る。


1ピッチ目 久野さんリード。
約40m垂直、ツララをクリーニングしながら気合の入ったクライミングでロープを伸ばす。
途中、テンションが入ったが30m登りピッチを切る。


1ピッチ目 フォローの瀬沼。
登りながら、久野さんよくこんな所リードしたなっと関心した!スクリューもかなり際どい所にセットする感じで、絶対に落ちれない!メンタルの強さを感じる。


2ピッチ目 瀬沼リード。
出だしは傾斜があるが徐々に傾斜が緩みテンションを掛けながら20mロープを伸ばす。小さいテラスがありピッチを切る。


2ピッチ目終了時点で4時を過ぎていた。後もう少しだが、ここで下降する事に。


無事生還。あ~生きて戻った(笑)。


今回、米子不動に参加しましたが、アイスの経験があまり無い自分にとってはかなり厳しかったです。まず氷瀑の大きさ圧倒され、寒い中、長時間氷の張り付いているので防寒対策もしっかりしないとクライミングどころでは無く、ビレイジャケット、ビレイ用のグローブは必須です。
グローブはテムレス一枚だったので、このブログを書いてる時も手が痺れています。
次回、来た時はテンション掛けずに登りたいですね!

2018.2.10(土)丹沢 ざんざ洞沢アイスクライミング敗退

メンバー:越野 伊三雄(投稿)
天気:晴れ後小雨
行程:藤沢5:30(車利用)⇒厚木IC(東名高速)⇒松田IC⇒R246⇒丹沢湖⇒林道⇒駐車スペース(7:30)出発~ユーシンロッジ(9:40)~檜洞沢~ユーシン沢~(12:30)ざんざ洞沢(12:40)~檜洞沢出会~臼ケ岳南尾根~ユーシンロッジ(15:30)~駐車スペース(17:00)下山
今年の寒気の強さは丹沢の沢を凍らせる期待が強い。
32年ぶりに丹沢のざんざ洞に行ってみることにした。
当時は会長だった菊池さんと大先輩の新倉さん、後輩の逸見さんの4人で行った。
当時はユーシンロッジまで車で入れたので楽だったが現在はゲートがあり2時間プラスのアプローチがあり、アタックするにはもっと早く出発する必要があった。
記憶ではざんざ洞沢の入り口付近は氷があまく、注意して登ったがその後はしっかり凍結していて、当時のアイスギアでもしっかり楽しく登った思い出がある。
今回も期待して行ったのだが2月8日に降った雪でのラッセルとその前に降った大雪の影響で滝の氷は解けてしまっており残念ながら敗退となった。


ここから2時間かけてユーシンロッジまで歩かなければならい。




途中のトンネル内には面白い氷がにょっきり生えている。
若いころ夜中にトンネル内でオートバイが故障してお化けが出るうわさもあったのでドキドキした記憶がよみがえる。


丹沢はすっかり雪景色。
アイスの期待がだんだん薄れて行く。


ユーシンロッジでスニーカーから登山靴に履き替えて出発。


一度沢に降りて沢沿いを行くが氷があまくドボンの危険があるので引き返し廃道化した登山道を登る。
ユーシン沢出会い付近で沢に降りてざんざ洞沢を目指すが、ゴーロに積もった雪で思うように進めず時間だけ過ぎて行く。

 壁沿いの薄氷を柔らかく壊さないように慎重に乗って突破。


14時近くに何とかざんざ洞沢にたどり着いたが、写真の通り20mの最初の大滝は上部が凍結しておらず、時間のことも考えてここで敗退をきめる。
帰りは沢通しはドボンの可能性が高いため、檜洞沢出会いから尾根沿いに200mほど急登し、臼ケ岳南尾根に出て廃道を下った。
残念ながらざんざ洞沢を登ることはできなかったが、若いころの思い出がよみがえりしみじみとした山行が出来た。
付き合ってくれた越野さん、ありがとう!