錫杖岳 注文の多い料理店

日付 2017/10/8(日) 天候 晴れ 参加 (CL)(投稿) 相原、久野、早川
コースタイム
注文の多い料理店取りつき9時~前衛フェース頂上13時~錫杖沢テン場15時
10月の3連休は越後方面の沢を計画していたが会のみんなは錫杖岳でクライミングを計画。沢への同行は集まらず結局自分も錫杖岳へGO(ちょっと悲しい)笠ヶ岳クリヤ谷登山道から1時間ほどで左側に錫杖沢出合いに降りる道がある。赤布あり。連休初日は大雨の為、錫杖沢テン場にて停滞。2日目はピーカンであり、見張り搭からずっと、注文の多い料理店組に分かれ移動する。
(写真は注文の多い料理店の取りつきから)1p目は4級、30m上に終了点あり、ルーファイが少し必要で途中残置は少しあるが頼りすぎるとハマるので注意。残置とカムでアンカーをとりながら終了点へ。
2p目は5.8 20mフレーク状クラックを右上する。
前日が雨の為、快適とは言い難い。
3p目40m5.8の核心は2p目の終了点からクラック沿いに登れるが、2p目終了点からフェース、クラックに移ることもできる。途中残置は1本あり。3番のカムが多くあると心強いかも。
4p目40m5.8
5p目4級+40m
6p目50m3級+
ここ抜けると前衛フェース頂上へ
下降は同ルート懸垂下降4pで取りつき点へ。懸垂中、渋滞で敗退してる組はちらほらいたので取りつきへの早立ちは必須。錫杖沢のテン場へは15時には戻り、3人で完登の宴会を行いながら、見張り搭からずっと組を待つ。明日は自分たちは見張り搭から
ずっとの予定だ。また明日へ続く。



2017.10.6(金)茅ヶ崎山岳協会 生涯スポーツ優良団体賞受賞

報告:平成29年(2017年)1011
茅ヶ崎山岳協会会長 水島伊三雄

関連URL:http://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2017/20171006.htm



平成29年10月6日()文部科学省により平成29年度生涯スポーツ功労者及び生涯スポーツ優良団体表彰式が中央合同庁舎第7号館3階講堂(東京都千代田区霞が関)において行われ、文部科学大臣より表彰状・記念品が贈られました。茅ヶ崎山岳協会は生涯スポーツ優良団体として表彰されました。

【趣旨及び審査】
 地域または職域におけるスポーツの健全な普及及び発展に貢献し、地域におけるスポーツ振興に顕著な成果をあげたスポーツ関係者及びスポーツ団体を、各都道府県教育委員会・(公財)日本体育協会・(公財)日本レクリエ―ション協会より選考を経て推薦されたものを、文部科学大臣が審査の上決定する。



【受賞の感想】
このたびは、茅ヶ崎山岳協会がこのような賞をいただき大変光栄に存じます。
登山は幅広いジャンルがあり、年齢、体力、技術など個人それぞれで心と体の健康を目的とした生涯スポーツとして楽しむことが出来ます。
過去、5名の会長と共に理事、役員、会員の長年にわたる地道な活動が認められたことは茅ヶ崎山岳協会の今後の活動に大きな励みとなりました。今後も理事、役員、会員の協力のもと伝統ある活動を続けて行く所存です。






茅ヶ崎山岳協会について】
茅ヶ崎山岳協会は、昭和28年(1953年)5月茅ヶ崎スキー山岳協会が発足し、昭和29年(1954年)神奈川県スキー山岳連盟がスキーと山岳が発展解消したのを受けて茅ヶ崎スキー山岳協会もスキーと山岳に分離独立し、それぞれの道を歩んでいます。
現在、茅ヶ崎山岳協会は茅ヶ崎山岳会と茅ヶ崎市役所山岳部の2団体で活動を続けています。

【活動内容】
活動については創立当時の目的である安全登山の普及と啓発、加盟団体相互の親睦と技術の向上を目的とした事業を行っています。

1、生涯スポーツとして活動
(1)    春の市民ハイキング
(2)    春の市民沢登り
(3)    市民富士登山:昨年59回目を実施。
(4)    秋の市民ハイキング
(5)    秋の市民沢登り

2、青少年会館や公民館からの要請を受けての活動
(1)    「アウトドアライフ」青年を対象とした登山教室。
(2)    一部地域の市民を対象とした登山教室。

3、ボランティア登山
(1)    昭和 30 年代中頃から始まった知的障害者 施設「平塚進和学園」の富士登山(最近は大山登山)ではボランテアで参加し、指導者としてよい体験の場となっています。


【歴代の会長】
  • 石田 久夫  昭和 28 年(1953 年)~平成  3 年(1992年)
  • 菊池 徳丸  平成  4 年(1993 年)~平成 10 年(1998 年)
  • 大森 正美   平成 11 年(1999 年)
  • 新倉 豊     平成 12 年(2000 年)~平成 19 年(2007 年)
  • 水島 彰治   平成 20 年(2008 年)~平成 27 年(2015 年)

2017.9.29-10.1越後三山 水無川オツルミズ沢



日付 2017/9/29-10/1(金土日) 天候 晴れのち雨 参加 斉藤(CL)、越野、竹沢、瀬沼(投稿)
 アルバム : https://photos.google.com/share/AF1QipMRj2PyxaZeoFuaJySdpgBSLHsJLIfPyvWCeIgIGV3S8Teny6OS1NuM_0BzCXfzhg?key=OFBmaWwzU3FZQWVSbG9DTFdOcE1rR0NYQ21oSjRn
 
行程
1日目 : 駐車場ーカグラ滝ーサナギ滝ーサナギ滝上ーゴルジュ手前
2日目 : ゴルジュ手前ー大滝80mー雪渓地帯上部
3日目 : 雪渓地帯ー源頭部ー駒ノ小屋ー越後駒ケ岳ー駐車場

今回は、全員がオツルミズオンサイトトライ!茅ケ崎山岳会では昨年も来ているが、その時は沢の経験がほとんど無く自身もなかったので参加しなかった、今年は沢をそれなりに経験して来たので迷わずGO!駐車場には自分達以外の車は無くオツルミズ沢は貸し切り。
これで油断したのか、のんびり登っていたら二日で抜ける予定が三日掛かってしまった。



オツルミズ沢出合い。


カグラ滝は左岸から2P、林道から見た時は「あんな滝登れるか」と思ったが、いざ近づくと傾斜も緩くアップにはちょうど良い。ペツルのボルトが数か所打ってある。

1P 斉藤リード、灌木でピッチを切る。
 




崩壊しそうな雪渓の先はゴルジュ帯だが、左のリッジを上がり高巻きする。

 
サナギ滝5段200m  実際にこの滝を見ると、滝の落ち口は遥か上空に感じる、まさに「落ちる水」。


下部はフリーで。





登っても登っても、なかなか上部にたどり着かない。


上部のテラス。ここから水流の方へ行くか正面のフェイスを登るか迷い、結局正面フェイスへ!


ここがクライミングでは一番の核心。今回クライミングシューズを持って来たので履き替えて登るが、意外と悪く下部にボロボロのリングボルトが三か所ある、ボルト間隔が狭いので、今思うとA0で登ってるのかな?ホールドは小さなカチ、足はスメアしかもバランスも悪い、落ちたらボルトは抜けそう、感覚では10abぐらい。
 
 
サナギ滝最上部。ここから懸垂で滝の落ち口へ。


一日目は予定をしてたテン場にたどり着かづ、サナギ滝上部のゴルジュ帯手前の右岸草付きで
ビバーク。ハーネスにぶら下がって寝る。この後、土砂降りになり、おまけに毛虫も!





二日目 
寒い中、いきなり泳ぎでゴルジュ帯へ、所々右岸を巻く。


80m大滝。もっと高さはあるように感じたが!
下部は左岸を高巻き、中腹に出る、ここから先は、皆は左岸を登り、自分は右岸から。


滑って来たのでロープを出し、自分も左岸に移り2Pで抜ける。



雪渓地帯。雪渓は安定してる感じなので、最初は50mぐらい一人づつ駆け足で通り抜ける。


今度は通り抜けるには距離が有りすぎ、高巻きも悪そうなので雪渓の上を慎重に行く。


雪渓地帯上部。思ったより時間が掛かってしまい今日はここで泊まる。初日に比べれば天国。


源頭のオツルミズ沢。こわばってた顔が思わず緩む。


うっすら紅葉も!


最後の藪漕ぎ。紅葉シーズンなのか意外と登山客が多く「お前ら何処歩いてんだ」ぐらいな感じで見られてしまった。


お疲れ様でした。

行動中は天候にも恵まれ、このメンバーで登れた事に感謝します。特に竹沢さんの的確なルーファイや判断は勉強になりました。
どこまでも続く滝、ハーネスにぶら下がりながらのビバーク、抜けそうな草に掴まりながらの高巻、オツルミズ最高の沢でした。有難う御座います。また行きましょう!

2017.9.30-10.1 小川山 バードウオッチングエリア・屋根岩二峰

日付 2017/9/30-10/1(土日) 参加 土日:塚越、宮崎、穴井(投稿)  土のみ:山口
アルバム:https://photos.app.goo.gl/nuQxSJxbSo18eCq02

クリーンクライミングが開催された先週末の小川山は大型連休かと思うくらい駐車場が一杯で大盛況でした。土曜日はバードウオッチングエリア、日曜日は屋根岩二峰でクライミング。

午前中は広場でクリーンクライミングの救急講習に参加。川上村の消防の方のお話は為になりました。
今年の小川山ではお酒の飲みすぎで熱中症で倒れて運ばれた方もいたようです。 お酒の飲みすぎにはくれぐれも気をつけたいですね。
オオルリ 5.8 NP
昼からはバードウオッチングエリアに足を延ばしてオオルリとお目当てのキビタキを登りました。ここはいつも人気みたいで常に人が出入りしてました。山口さんは来週の錫杖に備えてオオルリで練習。惜しくもRPならず。アームバーが肝のオオルリはグレード以上に練習に最適のルートかと。 
寂しがりやのイタリアングレーハウンド。ご主人の登りをずっと見つめていた笑
キビタキ 5.10c NP
本日のお目当ては思ったより大きめのカム(0.75まで)がバチ効きで安心してトライできた。出だしから最後までフィンガーが続き面白い。
1便目は出口で迷って痛恨のフォール。2便目でRPできた。
キャンプ場に降りると広場ではジャンケンイベントが催されていたので参加。風が冷たかったが、豚汁が身に染みて美味しかったです。ご馳走様でした。日帰りの山口さんは運よく知り合いを見つけて車で八王子まで送ってもらいご帰宅。

2日目は屋根岩二峰のジェットストリーム(5.10b 2P)へ。
高度感、遊び心満点の3つ星ルートでした。
 1P目は自分がリードでトライ。出だしからボルトの位置が絶妙で往生してしまった。ダイクの上から攻めるか、はたまた下から攻めるかのルートファインディングも面白い。
屋根岩三峰をバックにひらすらトラバース。
核心で大往生して泣きが入る宮崎さん(のロープをさぞかし楽しそうに引っ張る塚越さん)。フォローもそれなりに振られるので落ちれないが、ランナウトしない主義の宮崎さんにはトラウマルートとなったか。
2P目もトラバースが続く。塚越さんがリード。スラブのクライムダウンは度胸が試されるところか。悪意ある?1ピン飛ばしでフォローの自分も非常に緊張した。
会の皆さんにも是非トライしてもらいたい素晴らしいルートでした。
終了点の灌木からは懸垂1ピッチで蜘蛛の糸の取り付きへ降りれた。
昼を回っていたので、取り敢えず下まで降りて昼食にすることに。
蜘蛛の糸 5.11c NP
昼食を終えるとちょうど蜘蛛糸が空いたところだったので、下部の5.9のスラブを登り返し、いよいよ小川山3大クラックの一角にトライ。
フィンガー~シンクラックが見事に走っていて途中からハンドサイズの枯れ木を落としたよ(5.11a NP)が左から伸びる。
 厳しいようなら途中から枯れ木~に逃げるつもりで3番キャメまでぶら下げて自分がリードトライ。下部のボルト2本からクラックに移るところも悪いが、そのあとも傾斜に加えてフレア気味の甘いフィンガーが続きやはり厳しい。まだまだ修行不足を痛感させられ、良い宿題ができた。カムを決める位置もある程度覚えておく必要がありそうだ。
時間も迫っていたので最上部のシンクラックの手前で枯れ木~に移りトップロープを張って、塚越さん、宮崎さんがそれぞれTPでトライしてこの日は終わりにしました。