2020/1/18-19 乗鞍岳と善五郎の滝

日付: 2020/1/18-19 天気:晴れのち曇り 参加者:渡邉、安波(投稿)

三本滝


 また冬がやってきました。恒例となりつつある「アイスクライミング付き温泉旅行」。今年は乗鞍方面へ。ツアーコンダクター渡邉に言われるままプランを聞く。悔しいかな、すごいいい感じの温泉と宿を調べてプランを勧めてくる。とりあえず乗っかって温泉旅行へ!

【1日目】曇り 無風 *1日目はハイキングと三本滝の見学
神奈川→Mt.乗鞍スノーリゾート(駐車)→リフト×2→位ヶ原あたり→三本滝レストハウス→三本滝→駐車場→温泉宿「山栄荘」泊

二人とも寝坊でのんびり出発。リフトを乗り継ぎゲレンデトップまで。相変わらずリフトは苦手だ・・・
 リフトを降りるとすぐそこはスキー場の管理外。ただ、写真の通りゲレンデの様に見えた。バックカントリーのツアーコースと言うらしい。踏み跡&スキーの跡がたくさんあった。
 少し日は差したが、乗鞍岳どこ?という感じ。踏み跡はしっかりしていて、ノー^アイゼン・ノーわかんでOK。
 今日は山頂まで行かず森林限界まで。そろそろ終了かな。それにしてもパウダースノー気持ちいい!スキーもよかったかな。
 雪原へでたのでご飯を食べて下山方向で。風がなかったので登山日和だったかなぁ。風があったらとてもじゃないけどご飯なんて食べられないような、だだっ広い雪原だった。鈴木先生の言う通り、ガスったら道迷いしそう。テントを張っているパーティーもいて、天気が良ければそれもいいなぁと思った。
 下りはリフトに乗れないので、ゲレンデ遭難と交通事故に注意しながら下山。中上級者コースを降りるのは怖かった。。。
時間はあるので三本滝の見学へ。なかなか迫力があって見ごたえのある滝だった。かなりの水量がザーザー流れていて、近づくと飛沫がかかるくらい。この滝、ほんとに登れる年あるの?という感じ。

ハイキングと滝見学の後は本日のハイライト、のりくら高原温泉!夕ご飯は豪華で美味しいし、温泉も濃くて最高でした!!!

【2日目】晴れ→曇り
山栄荘→Mt.乗鞍スノーリゾート(駐車)→善五郎の滝→温泉→神奈川
 宿の朝。やっと乗鞍岳がみえた。あースキー日より。温泉に名残惜しく朝から2回も入り、今日ものんびり出発。

 昨日と同じスキー場に車を止めてアプローチ。約15分で善五郎の滝がみえる。下りの遊歩道はツルンツルンであたしは途中でアイゼンをつけた。
完全に観光地。写真を撮りたい観光客にはクライマーがさぞかし邪魔だろう。本当に登っていいのか?と思うようなロケーションだが、長野県警も訓練に使っていたしOKかな?
昨日の三本滝同様よく水が流れている。この水量でよく凍るものだ。今日はラインは1本しか取れないが、全面が凍れば何本か取れそう。スケールは高さ25m弱Ⅳ級くらい。
右横の小滝はⅣ-15mくらいか。小滝を登って上からトップロープを仕掛けることができる。
昼前からは貸し切りでした。お互い存分に登ってまた温泉へ!
露天風呂・・・ではなく善五郎の少し下流の写真。硫黄泉が湧いて温かそうにみえた。(そんなわけはなく、薄く凍って白濁して見えただけ。)
スキーとアイス、温泉セットなんてのもいいですね!車もとても頑張りました!スキー場にミニはちょっと浮いてたかな。
次はどこの温泉行こうかな!








2020/2/15 小渋川支流寺沢右俣 アイスクライミング

日付:2020/2/15 天候:晴れ (季節外れの春の陽気) 参加 :渡邉(CL)、武藤(末)、長野、安波(投稿)

 今回登った氷爆を遠方より

【参考タイム】冬期ゲート(1時間40分)夏季ゲート(20分)水無橋

昨年から予定していた塩見岳方面の氷爆を登りに来た。それにしても暖かく、いい加減にしてくれという感じ。気温は10度くらいか。GWを思い起こさせる陽気だ。
 

 泊まり装備で準備していたが、明日は確実に雨。雪ではなく、雨。。。日帰り装備に変更し、1日目で登攀することにした。冬期駐車場に車をおいて出発。整地された平坦な林道歩きのため、アプローチシューズを持参した。1時間程林道を歩くと右奥に滝が見えてくる。暖かすぎて氷がないのでは・・・と思っていたのでホッとした。第2駐車場を過ぎ、夏季ゲート近くになると木々もスッキリして全容がよく見えた。(上の写真)
 夏季ゲートを通り、ここから20分。自然と足速になっていく。ここからは滝の上流に近づいていくため、滝の姿は見えなくなっていく。越路橋を渡り、大きく右にカーブした先に目的の滝があった。
 水無川に掛かる水無橋。地形図で確認すると、小渋川支流寺沢右俣のようだ。
足元に氷が見える。あ、、、残置スリングも見える、、、
 取り付きは懸垂で。橋の上で支度を済ませアイゼン装着。最低限の荷物を2ザックに入れてスタート。
 想定外・・・いきなり垂直の人工物の懸垂はめちゃめちゃ怖いことが判明。みんなへっぴりしながら下降。
 橋の下で一旦ピッチを切る。下まで下降出来るか不明であり渡邉リーダー偵察。左岸の立木を目指し20mほど懸垂、再度ピッチを切る。ここの他は支点に出来るような立木はない。氷が発達していればアバラコフも可能だろうが。
 なにせ暖かく、氷がゆるい。リード出来る状態か、あたしと長野さんが登ってこられる傾斜か、渡邉さんが探りに行く。上から見るとかなり立っているように見え、Ⅴ級はあるなぁという感じ。結果、スクリューが効かないような水氷?雪氷?のためリードは諦めることに。一人ずつ懸垂し上でビレイをした。
 上の待機場所は決して広くなく、4人が限度だろう。脆い岩と岩の上の木のため、体重をかけることに抵抗を感じなくもない。せめて静荷重にしておきたい。
 懸垂50mで安定した岩棚、+10mで下まで下降可能。滝のスケールは高さ60m幅15mといったところか。リードの場合、Ⅳ級2ピッチで今回の支点まで、そこから橋の上までⅡ級1ピッチとなりそう。長くて疲れるが、上から見るよりも登りやすく、体感はⅣ級くらいだった。このグレードでこの長さ、あまりないような気がする。初級・中級から楽しめると感じた。

 左岸を巻くように歩いて戻ることができた。
 一見、「やったぜー!」みたいな写真でちょっと恥ずかしい。初めての山域は景色が新鮮で楽しかった。また来年再チャレンジしましょう!
 
来年はもう1ルートやりたいな!
 
 
 



2020.2.15-16 米子不動 夜叉・アナコンダ アイスクライミング

日付 2020/2/15-16(土日) 天候 晴→雨 参加 海保、瀬沼、穴井(投稿)

アナコンダ(135m) ルートグレード4級上 ピッチグレードⅤ+ (左の氷瀑)

 今年は暖冬で氷は期待薄でしたが、ギリギリ登れるコンディションを捉えて米子に行ってきました。折しも暖気が入った先週末は落氷とシャワーで肝を冷やすアイスクライミングとなりましたが、おかげでそれなりに充実できました。
初日は事前情報を頼りに不動戻し狙いで大沢エリアへ。3人とも寝不足で足元がふらつく。2年前より圧倒的に雪が少なく沢のトラバースで雪が繋がってないところもあり、少し悪かった。
不動戻し Ⅵ-。2年振りに訪れたがやはりスケール感が素晴らしい。遠目には登れそうに見えたが上部が薄そうで登るのは見送ることに。
 夜叉 85m Ⅵ。
不動戻しの左にある夜叉を覗いてみると、こちらの方が楽しめそうとのことでとりあえず2ピッチ登ってみることにした。米子初めてという海保さんに1ピッチ目をリードしてもらう。目を輝かせながら順調に登っていきました。
1ピッチ目を早めに切った為、本来の2ピッチ目50mを2~3ピッチ目に切って瀬沼さんリード。下部は垂壁を15mほど右上しながら更にロープを延ばす。50mロープで来てしまったことを後悔する。やはり60mは欲しいところ。
 上部はデコボコの剥がれそうな巨大ウロコを縫って最後の氷柱脇まで登る。氷が緩んでいて本当に剥がれたりして見た目より悪かった。
4ピッチ目。最後の氷柱脇でビレイし、上を見上げると、もはやシャワー室状態。薄く中の空洞が透けていて、しばし逡巡したがせっかくここまで来たのだからと登ることに。順番から図らずもリードする羽目になった。
氷柱の表に出て被った凹角上のシャワー室から左の垂壁に出て10mほど直上。垂壁部が見た目より長く、スクリューは空洞まで貫通してしまい、ゆるゆるでなかなか痺れる登りでした。
3ピッチ目登ったせいでパンツまでびしょ濡れになってしまったが、3人揃ってフリー完登でき、初日から充実できました。
阿修羅 85m Ⅴ-~Ⅵ
帰りに覗いたがこちらも例年に比べ厳しい状態。墜落厳禁といった感じですが丁寧に登れば大丈夫そうでした。
びしょ濡れになってしまった為、夜は須坂の街まで一度下りて温泉へ。こちらの定食屋さんの店長一押し、ロースカツ上(250g)定食にトライ。写真では伝わらないがあまりのボリュームに海保さんは無念の途中敗退。美味しかったので次は量少な目でトライですね。

 2日目はアナコンダへ。前日より気温が上がり、まるでGWかというような生暖かい嫌な風が吹き抜ける。取り付きについて見上げると1ピッチ目がかなり薄くて躊躇してしまった。
横から覗くとベルクラが壁から浮いてしまっていて、リードはちょっと。。というロープをしまいそうな雰囲気になってしまったが、魅惑的なベルクラにどうしても後ろ髪を引かれてしまう。雨も降り出してきたので登るなら今のうちですよとビレイを付き合ってもらって離陸。 所々、岩を叩いてしまい緊張しましたが十分に登れる感じでした。
 1ピッチ伸ばしたところで、雨が本降り模様となり、石混じりの落氷も落ちてきはじめたので、残念だが今回はここで敗退とした。
厳しいコンディションではありましたが今シーズンの米子もそれなりに楽しめました。また来年登りたいですね。


南伊豆 魔王 西伊豆スーパーレイン クライミング

日付 2020/2/17.18(月、火) 天候 晴れ 参加  相、上
2020年は暖冬、雪不足と言われている中、茅ヶ崎の新人?ベテラン?ちゃんに
伊豆にクライミングに行きたいと希望があり二日間のクライミングツアーに行ってきました。写真真ん中にクライミングが禁止になった烏帽子山(登ってみたかった~)
手前に千貫門が立派に見える。初日は千貫門へクライミング予定だったが、風が強く波が高い為取りつくのが難しそうだった為、雲見から車で南伊豆方面へ。魔王というマルチピッチへ変更しクライミングを楽しんだ。
魔王4p
グレードは5.9くらいか?
1p目
2p目
3p目
4p目
海をバックのクライミングはロケーション最高だ。
初日のクライミングを終えた後は、雲見で温泉と海の幸を存分に味わう。
2日目は海金剛スーパーレインへ
数年前に比べるとアプローチを含めかなり崩壊してる印象だった。
当日は風がとても強く帰りの懸垂はロープが鯉のぼりのようになり
岩の割れ目や木にひっかかり登り返しの下降に苦労した。
2日間を満喫し帰路の途中に恋人岬を久しぶりに横目にし
物思いにふけりながら伊豆を後にした。