天候 曇りのち晴れ
参加 伊三雄さん、川上さん、鈴木
投稿 鈴木
今回は東丹沢の外れ、寄の沢を伊三雄さんとお試し山行を兼ねた川上さんと遡行した。
メンバー全てが寄の沢は初体験であったので期待しての入渓であった。
寄みんなの森キャンプ場後の前のゲートからキャンプ場を横切ると直ぐに入渓地点である。
入渓地点から数メートルでF1(17m)が現れるがここは直登出来ず左岸から巻き、再び沢に降りると比較的明るい沢であるのが判る。水無川本谷や小川谷廊下とは異なり青灰色掛った岩の色と砂であるからであろうか、少しばかり濁った流れの様な気がする。
前に人が歩くと余りにも水が濁るので指を砂に刺してみた所、水の中であるが指の跡がはっきりと残る粘土の様な状態であった。(セメントみたい?)
暫く歩くとF2(2段7m)に着く。遡行図を見ると、これも左岸から巻いているが右岸から直登した。
それからはF3~F4と面白みは無いが快適な遡行が出来る。
F5(10m)は左岸のルンゼを登る(巻く?)以外無いが、岩が脆くまた滑りやすいので倒れた木にランニングビレーを取りながら慎重に登った。
F6(15m)はこの日初めてリードをさせて頂いたがホールドも豊富で実に登りやすかったがF7から後は涸滝となり殆ど巻く状態であった。
詰めてからの踏み跡も期待出来ないので早々と頂上である檜岳(ひのきだっか)を目指した。
余談であるが「だっか」とは「たかみ」(高み)の事である。
尾根に着いてはみたが踏み跡が無い。多分、檜岳の左側だろうと雨山方面に暫く歩くと檜岳の看板と朽ち果てたベンチが見えて来た。
ここで軽く昼食を取り雨山峠経由で何度も徒渉して寄に戻った。
「丹沢の谷110ルート」には残置スリングやら支点があると書かれているがそれらは全く無かった。また、巻き道と書かれてもいるがその踏み跡も皆無である。
岩は脆いと聞いてはいたが、大変脆く、浮石だらけであり、また崩落が進み、全くと言って面白みが無い沢であった。
伊三雄さん曰く「二度と来ない」であるが私も同感である。
F1 |
多分F2 |
F5? |
F6? |
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