2017.12.17 城ケ崎 カメノテ

日付 2017/12/17  天候 ポカポカ  参加 宮崎、安井、安波、ガンマー(投稿)



心は乙女なので、特別に女子会クライミングに参加。

ダイビング店の駐車場に停め(1000円/day)JAを目指し歩く。
JAからちょろっと歩いてお高そうな民家横のちょっとした竹林を下るとすぐに浜に降りられる。
浜に降り、海方向に向かい左の岩に沿ってグルッと回り込んでいくとある。
足場はこんな感じなので分かりやすい。

100岩場に無いエリアですが2人組がいて貸し切りではなかった。

晦日5.8
パッと見たら・・・5.8??と思ったダブルクラック。
私は登ってないのでどんな感じか分からない・・・あれ?登ったっけかな(^_^;)?

 

 

 ドラゴンフライ10a★
基本的には手も足もあったかな?この抜けだしが怖かった・・・。
ここのカムの決め方もミソか。


ニコちゃんジャム?
5.9とのことだが・・・あまりにも簡単すぎたので良く分からない。出だし核心?。




良いよっ!決まってるよ!!
普段はバカにばかりしているが、今日は女子会なので心にもない言葉で褒め合ってみようと思う。


バンブー対岸 フィンガークラック10c★★

10cながらも超厳しい!!!でも★★納得の楽しいクラック!
トップアウトはしたが、いつレッドポイント出来るか分からない。
フィンガーのトレーニングには良いだろう。
抜け口はガバガバだが、鍋割ボッカで左腕が麻痺し握力が20㎏ちょいしかない私には一番の核心だった・・・。
錫杖の見張り台以来、久々に本気で落ちれない・・・と思った。
でもたぶんまたやりに来る。この為に来ても良いかな(^^)

リードガンバ!
やっぱりトラッドは怖いけど、リードで強くなる(と思う)。


暑中見舞5.8はグレード以上に簡単すぎたかもしれない。
でもだからこそ確実に落ちずに登れることが大切だろう。




アプローチの良さ良いし、フィンガークラックも良い。足場の良さもカムの決まりも良い!
トラッドは怖いが、なんだかんだで落ちることはなかったように思える。


本数は少ないが私のように10台をうろついているクライマーにカメノテは良いかと思う。
フィンガークラックは1度触れていただきたい!

2018.1.7 城ケ崎 門脇崎

日付 2018/1/7(日) 天候 晴れ 参加 竹沢(CL)、塚越、伊三雄、安井、安波、ガンマー(投稿)
アルバム :







吊り橋の近くから大岩を支点に懸垂下降。
ロープ残置。観光客や子供にいたずらされなければいいのだが。






「ぼら納屋クラック」 5.8
引き潮でもビレーヤーとロープはびちょ濡れ確定!
アームがバチ効き!5.8ながらも、ちょっと冒険心をくすぐられる楽しいルート。


「スカイラブ」 10a ★
手はバチ効き!バラエティーに富んでいて★も納得。
変な所に支点をとってしまいスタックでオンサイトならず。 
観光客ものぞき込み興味津々。上に上がると20~30人居る(^_^;)

「ジェラシー」10b
スカイラブの左側。写真はないが出前一丁しながら身を乗り出すのが核心か!?
核心後はホールドもスタンスも悪くなく、背中や後ろ脚でズリズリしながら越えた気がする。
落ちはしなそうだがトップロープのくせにドキドキした。


シャンプー10c
取り付き:手はないがスタンスはあり、際どいヘツリでも取り付けるものの・・・
リードで行くにはちょいリスキー。トップロープで。沢ヤならチャレンジ!?
落ちはしないが下部はプロテクション取りづらくリードは怖さが出るだろう(落ちても海だが)。
1手核心。女の子には辛いみたいだが男性は簡単。全員ノーテン&トップアウト!
あっ、、、失礼。伊三雄さん以外の話ではあるが。

リンス10c
シャンプー登ってから岩角利用しロアーダウンで取り付く。
トップアウト出来なければ戻れず海ポチャ?



ホシナクラック11d★★★
登れないのは分かっているよ。しかし取り付きもがいてみる。
どーにもならないグレードだが、★★★をトップロープで出来るのは
門脇崎の貸し切りバンザイ!


日光浴のトド&アザラシ達
 
 
トド
 
何故か常に一人びしょ濡れのトド
 
荷物を背負っての懸垂もバランス悪いが登り返しも難儀。

ファミリーとカップルに交じって帰路に着く。
駐車場から近いのが良い。


※シャンプー取り付き
※シャンプー 回収

2017/12/29-2018/1/1 槍ヶ岳 中崎尾根



日付 2017/12/29(金)-2018/1/1(月) 参加 竹沢(CL)、塚越、中村、早川(30日から)、宮崎、安井(投稿)


●12/29 (1日目) 天候:曇りのち雪
8:00新穂高~滝谷避難小屋~15:20槍平


冬合宿初日!気合を入れて新穂高駐車場を出発です。
しばらくは緩やかな車道を歩きます。
トレースはしっかりあるのでラッセルはなし。
山道に入ると時に肩の高さまで雪があるものの、トレースのおかげで問題なく抜けられます。
トレースがなかったら新雪に溺れること必至だったことでしょう。
途中、ワカンを履いたほうが歩きやすいだろうということでワカン装着。

私は前週に初ワカンのトレーニングしておいたおかげで先週ほどの歩きにくさは感じません^^
一方で生い茂る木々で視界は開かず、目指す槍平は一向に見えないまま延々と歩きが続きます。

ようやく槍平に着いた頃には15時を過ぎており、ラッセル無しにも関わらず予想より遅めの到着です。(完全に私のペースが遅いせいなんですけど!)

テントを張ると宮崎さんによる超高級肉すき焼きを堪能♪
肉は早い者勝ちで瞬殺!
夜からは雪と風が強くなり、明日6:00に合流予定の早川さん本当に来れるかな?なんて言いながら初日は終了です。


●12/30 (2日目) 天候:晴れ
6:45槍平~11:00尾根上


起床しテントを出てみると夜の間にすっかり雪が積もっています。
そして早川さんは6:00になるも現れず、先に出発しようとしていた矢先に到着!
聞けば前日の23:30に新穂高に着いてから雪の中、トレースなしで不眠不休で登ってきたとのこと!すごい!

ということで全員が揃い出発です。
夜の雪で今日こそラッセル!と気合を入れるも、前パーティーがすでに出発しており、またもやトレースばっちり。
ただ、私の苦手な急登が続いたので、個人的にはラッセルなくて助かりました^^;
その後、先行パーティーに追いつくも、先行パーティーのみでラッセルを回しているため順番が回ってこない!

痺れを切らした単独のお兄さんが新規ルートを開拓し、私たちも後に続きます。

しかしこのお兄さんが強すぎてラッセルの後ろを追いかけるも私は追いつけない~。
結局この日も茅ヶ崎メンバーのラッセルは少しだけ(笑)
そしてテン場をどうするか悩み、肩の小屋まで行くことも検討しますが、時間と体力を考えて尾根上で留まることに。
時間はだいぶ早めの11:00。なのでテン場作りは入念に。

やがて東洋大の山岳部が下りてきたので話を聞くと、先へ進んだパーティーはほぼ肩の小屋まで到着しているとのこと。
居残り組は僅か2, 3パーティーというところ。
明日は午後から天気が崩れるという予報だし進まなかったのは失敗だったか?と不安がよぎります。
皮肉なことにこの日はド快晴。。。
そこで、夜は皆で入念に明日の天気予報をチェック。
結果、午後から崩れるとのことだったので、朝早く出発して昼までにテントに戻ることを目標とします。


●12/31(3日目) 天候:曇りのち雪
5:30尾根上テント~7:40肩の小屋~9:00槍ヶ岳頂上~10:40尾根上テント~14:00槍平


時間勝負のこの日。早めの5:30に中村さんが先頭となり出発。
風が非常に強く、時に歩くのもままならないほどです。
塚越さんの体感いわく15~20m/sほどとのこと!
山ではよくあるそうですが私は初体験でこらえるだけでも大変。



肩の小屋で5分だけ休憩をはさみ、早々に先を進みます。あともう少し!! 




そして頂上へ到着!やったー!!



視界は良く周囲の風景は一望できます♪





下山を開始後、10分も経たずに視界が曇り始めます。
後、数分遅かったら頂上のあの景色は無かったかと思うと、早く出発したのは正解でした^^
下りは初心者の私は途中ロープを出していただき、慎重に下山。
(バックステップに初挑戦!)
10:40にテン場に帰還し、余裕があったのでテントを回収し、槍平へ移動します。
登頂できたことを喜び合いつつ、竹沢さんお手製の年越しそばで2017年の締めくくりです。


●1/1(4日目) 天候:曇り時々雪
6:30槍平~滝谷避難小屋~10:30新穂高


皆でお雑煮をいただき、新年の幕開け!
この日は初日来たルートを戻ります。
今度こそラッセル!と息巻くも今回もトレースはほぼ残っています。


結局、冬合宿を通してラッセルはあまり有りませんで。
楽になった反面、物足りないような??
新穂高に無事に到着し、その後は温泉でまったり~。

良い年始めとなりました♪
今年もがんばります!!



2018.01.06城ケ崎しりいだし

日付 2017/01/06(土) 天候 晴 参加 竹沢(CL)、安井、塚越(投稿) アルバム :

2018年のクライミング始めは城ケ崎の行ったことのないエリアということで「しりいだし」に行ってみた。アプローチはいがいがねの根の駐車場から歩いて20分くらい。
磯の北側にも踏み後があるが、ここからは入らず南の踏み後が正解。古びた脚立がある。

北面にある「はったりクラック5.7」からあるスタート。その名の通り見栄え負けしてるルート



次は「ミーちゃんチムニー5.8」短いがなかなか面白い。


南面に移動し「れいちゃんクラック5.8」安井さんは上部のシンハンドに苦労し落ちること数回。見た目はたいしたことないが侮れない、トポのコメントどおり。


最後は「きょうりゅうクラック5.9」これもワイド部分が結構悪い。


この日は我々の他に3人パーティーと14:00頃に「魅惑のトラッド」の杉野ガイドが来ました。初心者向けのエリアですが個性豊かなルートが揃ってました。

帰り道「おとじろう」エリアを見学、陽当り悪く寒そうなので3月以降に訪れたい。
その晩は某所で天泊、地物のブダイの刺身とカマスの干物が絶品でした。

2017.12.30-31 西穂高・西尾根


参加 武藤(CL)、高橋、越野、鈴木(投稿)

年末12/29まで仕事で、正月は家で過ごす人のために、というコンセプトで、1泊2日の合宿。
天気予報では、30日は移動高どまんなか、でも31日昼には二ツ玉低気圧に挟まれるらしい。初日の頑張りが計画の成否を分けると思われた。

ベテラン揃いのメンバーと、新人の私。緊張する―

1日目
予報通りの素晴らしい天気のなか、出発。
林道は出だしから雪で、トレースを外すと膝まで潜る。武藤さんに教えていただいたストックが早速威力を発揮する。バランスがとりやすいし、推進力も格段にアップする。辛いはずの林道歩きが、羽が生えたように楽になった。
穂高平から、一番南の顕著な尾根へ。

トレースを使わせてもらい、ツボ足でサクサク。
急登をがんばって1946mに辿り着くと、辺りの山々が見えてきた。
さかんに雪煙を噴き上げる西穂。穂高の属峰くらいに思っていたけれど、 なかなかかっこいいじゃない。

2100mくらいで先行パーティーに追いつく。でもそこからワカンをつけたりしていたので、結局ラッセルを代わったのはずいぶん後になってしまった。

途中、謎のテントが一張。
うっすら続いてた古いトレースも、そこで途切れている。
ちょっと不気味だ。

もう森林限界に出てしまうのではないかと思い始めたころ、格好の平地にたどりついて、めでたく行動終了。
気がつけば標高差1200mも登ってきた。疲れるわけだ。


第一岩峰手前のコルまで偵察。
思った以上に樹林が濃くて、岩峰の様子はよく見えなかったけれど、そんなに難しくないだろうという結論に落ち着いた。

風もやんで、雲一つない晴天。
最高に気持ちいいのに、次にやってくる荒天を思うとなんだか落ち着かない。
でもそんなソワソワも、宴が始まるとどこかへ行ってしまった。
仲間と過ごすテントはいいなぁ。

(12/31 天気:快晴、指導センター7:30-8:40穂高平-10:25 1946m-14:40 2330m)

2日目 
午前1時過ぎ、2人パーティーがやってきてスノーシューで登って行った。
例の、謎のテントの人たちだ。天気が崩れるのを見越して出発したのはわかっているけれど、やっぱりちょっと不気味。
朝起きたら、天気予報が変わっていた。崩れが早まったようだ。こうなったら一刻も早くテントを撤収!と皆で気合を入れて、まだ暗いうちに出発することができた。
第一岩峰は岩場の基部を左へ巻いていき、灌木の生えたリッジを登ればおしまい。
掘り出せばホールドは豊富だが、ここが一番急だった。

謎のテントの人たちのトレースは、安定した雪面を選んで迷いなく延びている。真夜中にたいしたものだと、先輩たちも舌を巻いている。
トレースがついてしまったら、そんなの冬山じゃない、という気持ちが、僕の中にはまだある。でも、 限られた時間の中で山登りを楽しむのに、先人のトレースはとても有り難いものだ。感謝。
  だんだん南風が強くなってきて、、

 第二岩峰を越えたところでガスの中に。
直前に山頂までの大まかなルートが見渡せていたのは幸いだったけれど、視界の悪いなかの登りはずいぶん長く感じられた。
1年ぶりに山に登ったという高橋さんは超元気で、最後尾から檄を飛ばし続けていた。すげぇ。。

無事に、全員登頂!
視界こそないが、気温は高く、風も穏やかで、どうやら悪天につかまらずに済んだような。

独標までの稜線も雪がきちんとついていて、アイゼンがよく利いた。
申し分のないコンディションだったが、先頭の私は幾度かトレースを外してしまった。そしてそのたび謙虚に引き返すのは、ルートを間違えない以上に難しかった。反省。


 
西穂山荘までくると、辺りはすっかり下界の雰囲気で、今日が大晦日であることを思い出させてくれる。
小屋で温かいラーメンを食べたあと、ロープウェイまでの登り返しがことさらに辛かった。

下山後の駐車場では、千天出合まで地獄のラッセルをしてきた北鎌組に会えました。
某温泉の露天風呂からは、錫杖のどでかい氷柱が見えました。
そんな大きな夢を追えばきりがない山登りですが、一つのパーティーでひとつの頂に登るという単純な喜びを教えてくれた山でした。

皆さんありがとうございました!

(12/31 天気:曇→ガス、出発5:40-9:20西穂-10:30独標-11:10西穂山荘-12:35ロープウェイ)