八ヶ岳 南沢小滝アイスクライミング

日付 2012/1/8(日曜日)
天候 晴れ
参加 簑島さん、鈴木
投稿 鈴木

今季初めてのアイスクライミングに簑島さんと行って来た。

約2ヵ月間山から離れている私と腰の負傷・正月に風邪を患った簑島さんとの山行だったので山にするかアイスにするか前日まで悩んだ。
私が日曜日しか都合がつかず、結局アイスに決まった。

場所は悩んだ挙句、八ヶ岳・南沢小滝にした。
日帰り予定だったのでアプローチの短い湯川・三つ峠・霧積温泉を考えたがまた結氷が甘いと考えたからだ。

私は八ヶ岳のアイスは初めてである。
過去に数回、ジョーゴ沢を計画したが、仕事やメンバー構成で中止となっていた。

簑島さんは2回目ということで小滝を知っているので、少しばかり余裕がみられたが、小滝に着き滝の下部に立ってみて、二人揃って首を捻った。
私は今期、初アイスでこの氷壁を登れるのか、簑島さんは過去と違った氷壁の状態に対してである。
氷壁は自然の物である。同じ状態で無いのは判っているが、その状態はほぼ垂直であった。

廣川さんの本によると右岸が一番簡単で巻いてTPを張ることが出来るとのことらしいが右岸は氷柱の集合体の様に見え登れそうにも無かった。一番登れそうな真ん中は先方のパーティが取りついてしまっていたので使用できず、暫く先方のリードを見て、どこか出来ないかと場所を探した。
悩んでいても仕方ないので先方のリーダーらしき方に、こちらの技術レベルを説明してどの辺りが良いか(迷惑を掛けたくないので)聞いた所、自分たちの隣(左岸側)でやるといいとアドバイスを頂いた。ついでにTPを張る為の巻き道も教えてくれた。

このアドバイスは本当に助かった。今の技術レベルでしかも初アイスでこの壁をリードで登り、TPをセットするには少しばかり厳しいと滝の下部に付いた時から考えていたからだ。どちらかが待っていても寒いので二人でTPを張りに行き、支点の位置から降れることが予想されたので、振れ防止のスクリューを滝上部にセットし懸垂で降りてトレーニングを始めた。

まず、私であるが余り上手くいかなかった。久しぶりという理由で無く修行が足らないからだろう。
アイスアックスはまあ決まるが足が上手く付いていかない。毎回思うのであるが足さばきが課題である。
最初は三角バランスで登り、それからカウンターバランスで登ってみた。
少し調子が出て来たので少し蹴り込みを強くした所、アイゼンよりも先に膝が氷にヒットしてしまい、その痛みに耐えられないので直ぐに下ろしてもらった。ヒットした理由はナメっぽい表面の時は蹴り込んでも良いが、この様な状態の場合は表面の凹凸にアイゼンの先端を掛ける位で良いのを忘れていたからだと思う。

簑島さんは「おりゃー」と声を出して登っていた。私もそうであるが左が課題かもしれない。
どうしても利き腕と違い打ち込み時にブレが生じることが多い。

そうこうしている内に昼過ぎになったのと、今回は初といった理由から撤収することにした。(私の膝の痛みも原因)
結局、最初の場所選びに時間を取られてしまい数回しか出来なった。
本当はもう少し緩やかな壁で練習したかった。

簑島さん、お疲れ様でした。



先行パーティ(滝の状態が一番良い写真なので)

八ヶ岳連峰 阿弥陀岳南陵

日付 2011/12/24~25
天候 晴れのち曇り(今季最大の寒波)
参加 塚越さん、高橋
投稿 高橋

写真 <https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/_2011122425>


Root 
 24日:舟山十字路(10:00)~旭小屋(10:45)~立場山(12:30頃)~青ナギ(12:50)~P1とP2間のテン場(13:50)
 25日:テン場(7:25)~(8:35)阿弥陀岳(9:00)~御小屋山(10:20頃)~舟山十字路(11:30)


X'masは無視し、今年最高の寒気が来ている中、我々は年明けの冬山合宿前の体慣らしとして、八ヶ岳連峰 阿弥陀岳 南陵を登ることに。


23日は仕事、冬用タイヤへの履き替え、有楽町で忘年会(25:30帰宅)とバタバタしたが、なんとか翌日は寝坊もせず、予定通り目的地へ向かう。
天気は雲ひとつない快晴で、遠くから南アルプス、八ヶ岳が見えたが、雪はてっぺんに少しついてるだけ…せっかく冬用タイヤを履いた車は乾いたアスファルトの上しか走れず、駐車場所まで到達!
とにかく雪が少ないらしい。(自分は例年の様子を知らないけど)


自分は久々の冬(?)山で、テルモスを忘れ(塚越さんも…)、パッキングは滅茶苦茶、でも酒はしっかり(塚越さんも…)、という状態で登り始める。
寒気の影響なのか空気は冷たいけど、陽射しが暖かく、本当に気持が良くて軽快に歩けた。


久々の重い荷物、硬くて歩きにくい冬用登山靴、なかなか良い位置に定まってくれない靴下、等々あったけど、まずまずのペースで立場山付近まで登ってきた。
ここで、一抹の不安が…標高は2000mを超えていて、予定しているテン場の標高とさほど変わらないのに、数センチ程度の積雪しかない!今夜の水作りが超大変なのでは?
それでも、山は裏切らないと信じて積雪量をチェックしながら重くなった歩を進めていくと、前方からパーティが降りてきたので、すかさずテン場の情報収集をしたら、「先に良いテン場が…」、「積雪もそこそこ…」という言葉が返ってきたので、一安心。


しばらく進むと、第3ルンゼ アイス帰りの2パーティとすれ違ったが、その姿がカッコ良く見えたので、アイスも頑張るぞ!という気になる(単純)。
いつの間にか超えた無名峰(名のとおり?)辺りまでくると、まぁまぁの積雪があり、P1を超えたところで阿弥陀岳の姿がかっこ良く見える絶好のテン場を発見!
まだ天気は崩れてなく、阿弥陀岳や周辺の風景を楽しんでから、テントに入って一杯!
昨日の寝不足により(?)ビール2本飲んだだけで鼾をかいてzzz...、 起きたら塚越さんがいい匂いのする具沢山の鍋を作ってくれていました!その後に食べたサバも本当に美味かったです!ありがとうございました!
寒気のせいか、夜中のトイレは辛かったが、ヘッドライトに照らされる粉雪がキラキラしてて綺麗だった。
今後の会のことで22時くらいまで盛り上がったところで、塚越さんが今回の山行で最も楽しみにしてた新品の寝袋が登場!
確かに暖かそう!
「暖か過ぎて、朝裸になってたらごめんね。」という言葉を最後に就寝…


25日、予定の5時より20分ほど遅れて寝袋から出る。
天候は曇りでかなり寒い(-20℃ぐらい)が、風は弱いというコンディションの中、7時30分頃にラーメンで温まった体で出発!
と思いきや、P2付近から急に風が吹いてきて、まつ毛、眉毛、鼻水が凍り、手足の指先が悴む…
停まってられないから、どんどん足を進め、ロープを出さずに核心部のP3のルンゼもさくっと(?)通過し、阿弥陀のてっぺんを踏む!
風は強いままだけど、すぐには降りず、凍りかけたビールで乾杯!
雲のせいで展望はなかったが、いかにも冬山って感じが出てて、最高に嬉しかったです。


御小屋尾根の下りは、ルート本の説明のとおり、長かったので久々の体にはちょいとキツかった!


冬山合宿に向けて、十分な寒さも味わえたし、山も夜も色々と楽めた最高の山行でした。

広沢寺 岩トレ

日付 2011/10/29(土曜日)
天候 晴れ
参加 伊三雄さん、橋元さん、鈴木
投稿 鈴木

今回は久しぶりに広沢寺に岩トレに行って来た。
春以来、ロープワークらしいロープワークをする山行をしていない為、技術・動作の復讐を兼ねての為である。

私としては「つるべ」においてのトップのロープワークの確認が目的であったがゲレンデに着き、目の前の光景を見た時には、その気持ちは無くなった。
道路からは数パーティが先に入っているのが確認されたが、実際到着して見ると道路からでは見ることの出来ない中間以下の支点でトップ・ロープをしている年配のパーティばかりだった。
こんなに人のいる広沢寺は初めてである。

まあ、とにかく空いているルートを登ることにした。
トップは伊三雄さん、セカンドは橋元さんで登り、最後に私が終了点に着いて判ったのが終了点まで登ってくるパーティーは殆ど無く終了点にはソロで来ている人のロープだがあることであった。
懸垂でパッパと降り、クラックルートが空いているので、次はそこを登ることにしたが下から見るとそのルート周辺の支点は全て周りのパーティが占領していまい危険な状態であった為、本来なら私がトップだったらしいが伊三雄さんがトップで登り始めた。
本当に混んでいてロープが5~6本交差する場面もあった。

これでは来た意味が無いので、伊三雄さんからあぶみを教えて頂いた。慣れるまでは時間が必要だが、練習すれば何とかなりそうな感覚であった。

広沢寺に来てこんなに登ることが出来なかったことは初めてであったが天気も良く、久しぶりのクライミングとあぶみは楽しい一時であった。





全てがトップロープ?

10月度月例山行 檜洞丸

参 加  塚越 谷口 簑島 橋元  早川記
コース  西丹沢自然教室(8:25)~用木沢出合(8:50)~犬越路小屋(10:05)~犬越路分岐
     ~小笄~大笄~神の川分岐・熊笹ノ峰(12:05)~檜洞丸(12:35)昼食
     檜洞丸(13:30)~石棚山分岐~ゴーラ出合(15:15)~西丹沢自然教室(16:05)

 日にち変更や、天候の影響など 連絡不十分にもかかわらず、5名の参加だった。
前日の雨もあがり、キャンプ場は 連休だったこともあって 家族連れで 大賑わいだった。
ハイカーは、思ったよりも少なく 用木沢出合までに数えるほどだった。犬越路小屋までは、一気に登りつめ
犬越路から、檜洞丸までは、アップダウンと 整備された鎖や、梯子と 変化があり十分楽しいコース
だった。登山道からすぐのところに 前日降った雨のお陰で きのこ(タマゴダケ)がたくさん生えていた。 食通の簑島さん
には、たまらない光景だったようで、早速収穫し、昼食のたまごスープに 入れ食したが、簑島さん、塚越さん他は、
あまりにも艶やかな真っ赤なきのこに、ちょっと手がでなかった。
 帰路でも、タマゴダケが手つかずで生えていて、晩のおかずにちょうど良かったとか・・・
午後からは、少し雲がでてきたが、遠くの山々も望め 予定通り到着することができ 充実した山行だった。  
紅葉の時期や、積雪の時期は、また違う魅力のある山行が、期待できそうだ。





left;">天 候  晴れ

滝郷沢左俣(寄沢流域)

日付 2011/10/10(日曜日)
天候 曇りのち晴れ
参加 伊三雄さん、川上さん、鈴木
投稿 鈴木

今回は東丹沢の外れ、寄の沢を伊三雄さんとお試し山行を兼ねた川上さんと遡行した。
メンバー全てが寄の沢は初体験であったので期待しての入渓であった。

寄みんなの森キャンプ場後の前のゲートからキャンプ場を横切ると直ぐに入渓地点である。
入渓地点から数メートルでF1(17m)が現れるがここは直登出来ず左岸から巻き、再び沢に降りると比較的明るい沢であるのが判る。水無川本谷や小川谷廊下とは異なり青灰色掛った岩の色と砂であるからであろうか、少しばかり濁った流れの様な気がする。
前に人が歩くと余りにも水が濁るので指を砂に刺してみた所、水の中であるが指の跡がはっきりと残る粘土の様な状態であった。(セメントみたい?)

暫く歩くとF2(2段7m)に着く。遡行図を見ると、これも左岸から巻いているが右岸から直登した。
それからはF3~F4と面白みは無いが快適な遡行が出来る。
F5(10m)は左岸のルンゼを登る(巻く?)以外無いが、岩が脆くまた滑りやすいので倒れた木にランニングビレーを取りながら慎重に登った。
F6(15m)はこの日初めてリードをさせて頂いたがホールドも豊富で実に登りやすかったがF7から後は涸滝となり殆ど巻く状態であった。

詰めてからの踏み跡も期待出来ないので早々と頂上である檜岳(ひのきだっか)を目指した。
余談であるが「だっか」とは「たかみ」(高み)の事である。
尾根に着いてはみたが踏み跡が無い。多分、檜岳の左側だろうと雨山方面に暫く歩くと檜岳の看板と朽ち果てたベンチが見えて来た。
ここで軽く昼食を取り雨山峠経由で何度も徒渉して寄に戻った。

「丹沢の谷110ルート」には残置スリングやら支点があると書かれているがそれらは全く無かった。また、巻き道と書かれてもいるがその踏み跡も皆無である。
岩は脆いと聞いてはいたが、大変脆く、浮石だらけであり、また崩落が進み、全くと言って面白みが無い沢であった。

伊三雄さん曰く「二度と来ない」であるが私も同感である。

F1

多分F2

F5?

F6?