コブ尾根
5月18日 上高地8:00発~岳沢小屋11:00着~ずーっと歓談
5月19日 岳沢小屋3:30発~コブの頭8:30着~岳沢小屋10:30着(休憩&荷物整
理)11:00発~上高地12:15着
今シーズンの雪山の〆として岳沢
コブ尾根の登攀を計画した。
5月18日
初日は、上高地から岳沢までの正味2.5hrのアプローチだけなので、いつもの時間より
遅く、沢渡温泉駐車場に到着。
車が上高地に近づくにつれて、青空が広がり、太陽の日差しが元気になってくる。
荷物を整理をして河童橋を渡ったが、ちょうど1ヶ月前に来た明神岳東稜の時の上高地と
きとは、別世界で新緑に満ち溢れている。
ノンビリとお喋りをしながら、途中休み休み歩き、11:00頃に岳沢小屋に到着。
快晴の下、即生ビールを注文して懇親を開始。
※今年の夏に行きたい所、ヨーロッパ遠征などの話で盛り上がる。
寝不足もあり2時過ぎには、お昼寝タイムへ。
夕食を食べ、18:00には就寝
5月19日
2:30起床
3:30出発
岳沢小屋からコブ沢方面へ登高ぎみにトラバースし、右端の支ルンゼを目指す。
支ルンゼ内に入り、高度を上げていく。登るにつれて、どんどん傾斜がきつくなり、
滑落したら間違いなく万事休すであろうくらいになる。
ロープで連結した4人連れの先行パーティーに追い付き、ルートを譲ってもらい、
尾根上をめざす。
マイナーピークに到着し、バケツの残る雪稜部の懸垂下降(15m程度)をスノー
ボラードにロープを掛けて行い、雪面に降り立つ。
目の前には、大きなコブの岩壁が立ち塞がっている。先行パーティー
(ガイドパーティー3人)がコブ岩の向かっているのが望める。
先行パーティーの動きから、コブ岩の登攀ルートは正面からでは無く、一旦、右に廻り
込んだ所を登るようである。
⇒先行パーティーがいなかったら、正面から挑んでいたよね~なんて話して
いました。
コブ岩登攀は柱状節理状の部分を25m程度登り、その上のテラスにてロープを結び、
右側にクラックのある凹状の部分を15m程度、その先、高度感のある傾斜の強い
フェイスを40m、岩稜&雪稜部を左側に廻り込み、懸垂下降ポイントに到着した。
(シュリンゲの支点あり)20m程度の懸垂下降を行い、コブの頭を目指し、雪壁に
ついた、安定したトレースを追いかけ、8:30頃に平らなコブの頭に到着した。
西穂に続く岩稜&雪壁を下り、天狗のコルを目指す。一般登山路といえども、気が抜け
なく、下降路を間違えない様にして、天狗沢の下降ポイントに1時間程度で到着。
つぼ足、尻セードを交えながら、天狗沢を下り10:30に岳沢小屋に到着。
20~30人の団体登山者でごった返す中、テキパキと荷物を整理して、あっと言うまに
上高地に下山した。
※未明の出発で雪面が緩みだす前に稜線に抜け出すことが出来たこと、そして足並みが
揃ったメンバーで、必要最小限のロープワークと自己完結の雪壁&岩壁登攀で済んだ
事が、午前中の早い時間に戻ってこれた大きな要因であったと思う。
☆メンバーの皆様のお陰で、充実して今期の雪山登山を〆ることが出来ました。
ありがとうございました。
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