小同心クラック

日付 2013/2~3(土、日) 天候  晴れ 参加  清水(CL)、簑島(投稿) Photo Commnent


3日 赤岳鉱泉6:00~小同心クラック取りつき8:20~小同心の頭10:40~横岳11:00
    硫黄岳12:00~赤岳鉱泉13:10




1年ぶりの八ヶ岳である。 久しぶりで少々緊張気味だ  どうやら食あたりを起こしたのか美濃戸駐車場に到着したら2度目の嘔吐と激しい下痢に見舞われた。もしかしてノロウィルス? ノロだともっと苦しいらしい ではただの食あたりか、  暗いうちから準備をして赤岳鉱泉に出発 コンデションは最悪で赤岳鉱泉までの道のりが長い 何と3時間以上かかってしまった。 皆様にはご迷惑をおかけしました。  小屋までの道のりをこんなに苦しんだのは初めてである。でも引き返そうとか登山を中止しようとは考えなかった。S氏との何年も前からの約束なのでなんとしても今回の計画は成功したい

幸い2日の土曜日は曇り空だが3日の日曜は快晴である。

夜中の3時に起き朝のラーメン、雑炊をたらふく食べた。前夜は絶不調だったので晩御飯も食べず寝てしまったのである。意識して水分を多めに補修した。

朝6時出発 幸い取り付きまでラッセルはなかったが厳しい急登が続く 息は切れるが体調は悪くない S氏に遅れ気味で2時間ちょっとで小同心クラック取付きに到着した。パンを貪り準備をして S氏がリードでいざ登攀開始

1Pは25mくらいのしっかりとしたボルトがあるところでピッチを切ってリードは自分と交代した。2Pは左へ回り込んで体を外側にして登る。ボール球のようなホールドはしっかりしているが高度感が凄い 最近は高所恐怖症になってしまったのか? 緊張のあまり手足が震えてきた。恐怖感のあまり必要以上な握力でホールドをつかむのでわずか2ピッチで左手がバンプしてしまい ザイルを引き上げられない 手足がブルブルと小刻みに震えだし止まらない 下からは「早くしろ、声が聞こえない」と声が聞こえる。手首を振って深呼吸して落ち着きを取り戻し確保した。

3ピッチ、4ピッチと段々 岩にも慣れてきて恐怖感は無くなった。小同心の頭で登攀は終了だがまだ時間が10時半なのでもう1ピッチで横岳まで詰める。

そんなに難しくないだろうとタカをくくっていたら結構しょっぱい あまりいいホールドが見当たらない小刻みに足を使い小さい氷にバイルを打ち何とかクリアー 横岳に突き上げた。360度の展望 人気の小同心クラックを我々2名貸切りで登った。快晴無風で最高の達成感。 

横岳から硫黄岳の登りもきつくは無いが長かった。S氏との距離が開いていく

赤岳鉱泉についたのは13時30分頃だろうか 赤岳主稜の先行組と合流し岳も怪我もなく無事終了した。久しぶりの本格的なクライミングの為、序盤はかなり緊張したが段々慣れてきた。おまけに体調不良が続きSさんには迷惑を掛けっぱなしであった。 でも有意義な登山が出来ました。ありがとうございました。

簑島  

0 件のコメント:

コメントを投稿