2015年8月11-12日_剱岳源次郎尾根Ⅰ峰下部岸壁_??ルート

日付 2015/8/12(水) 天候:曇り 参加:渡邊(CL)、相原、穴井、久野(投稿)

8/11 8:30(中央ルンゼ取付き周辺)-9:00(謎ルートへ取付き開始)-15:00(謎ルート4P目?終了後下降を決断)-17:30(取付き部へ戻る)-19:00(剱沢テン場)

お盆剱合宿最終日の8/11、幕営地である熊の岩を11日下山組とともに出立し、青年4名は11日下山組と平蔵谷で袂を分かちいざ源次郎尾根Ⅰ峰下部岸壁中央ルンゼルートへ(3級上)




平蔵谷左岸側にⅠ峰下部岸壁が現れる 。塚越さんに取付き箇所を教えてもらい、雪渓脇に登攀に必要なもの以外をデポする。

中央ルンゼ取付き?と思しき箇所( 8:30)。相原-久野組が先行で取付き、後続の渡邊-穴井組が準備をしている際、渡邊さんの上数mのところからルンゼ沿いに冷蔵庫大の巨岩が崩れ落ちる・・・・→渡邊氏のロープ切断。残念ながら渡邊さんは登攀することなく、幕営地である剱沢へ向かう事になった。後で話を聞くと、あまりにも悲しくてデポ地点で破断したロープを見つめ暫く黄昏ていたそうな。その後現実復帰し、我々がもっていたテント装備一式を先に運んでおいてくれた(後々これが大変ありがたかった)

2P目?を行く久野(11:00)。1P目取付き時点ですでに中央ルンゼより外れていた・・・冷静に考えればわかった事なのに、ルンゼではなくフェースを登る・・・・トポにもF2とかF3とか書いていたのに。そして1P目からとても3級4級レベルとは思えない辛い登攀が続いていたが、我慢の限界に来た久野は2P目から「A0しちゃいま~っす!」と声高らかに叫ぶ。

3P目のビレイポイントが悪いのでセカンドの久野がリードの穴井君をスルーして上部へ。この時点で13:30・・・・1Pにどんだけ時間かかってんねん!どこやねんここ!と思いながら、この時点ではまだ上を目指す。

4P目終了後(15:00)、今はなき渡邊リーダーによって事前に「どこにいてようが15時に下降開始」と決められていたこと、中央ルンゼへの合流が不明瞭であること、現在登攀している謎のルートがあと何Pで抜けきるかも不明であったことから下降を決断。した後の安堵した様子の3名の写真。この時点で3名怪我なく下山できそうな目途がつきほっと一安心。ここまで皆A0はしまくったがなんとか頑張りました。


 しかし、下降も悪く、幅1mに満たないルンゼの中を繰り返し懸垂したが、下降するたび、ロープを引くたびに落石が。横方向に全く移動スペースがないインベーダーゲームを想像してください。すぐゲームオーバーしちゃいそうでした。途中から中央ルンゼ?に合流したが、支点はかなり悪く、さびさびのハーケンにぼろぼろの残置スリングといった具合にあまり登られていない印象を受けた。

 結局下降にも時間を要し、雪渓に戻ってきたのは17:30頃。剱沢のテント場には19時頃着。テン場の灯りに妙に安心感を感じた。渡邊さん、テント設営&一人で長時間待ってくれていてありがとうございました!やさぐれていたのかテントの中には空のビール缶がちらほら。皆様ご心配お掛けしました!

 12日6時半頃?テン場を出発。
 9時半、女子組に負けず雷鳥と一緒に!謎ルートの登攀でそれまでの全てがぶっ飛ぶぐらい疲れたが充実した盆休み前半となった。
後日、このルート名を鬼の形相でリサーチかけたが判明せず。いやぁ~それにしてもからかった。。


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