大雲取谷

日付 2012/06/29,30(土日) 天候 曇時々晴後雨  参加 塚越(CL) 渡邊(SL) 宮崎 佐々木 大野(投稿) Photo https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/201362930

八丁橋(駐車場)9:50-唐沢橋(入渓点)11:50-BP15:20-BP7:20-六間谷(終渓点)12:00-中小屋尾根経由-雲取山頂15:00-富田新道経由-唐沢橋17:40-八丁橋(駐車場)19:00

この週末は天気予報では曇り時々雨で、しかも丹沢あたりでは灰色の雨雲がどわーと出ていたのでちょっと不安でもありましたが、道路もすいていて順調に駐車場に到着。いざ出発!

 

 
















軽快におしゃべりしながら入渓までの林道を登っていましたが、昭和40,50年代のアニメの話に盛り上がりすぎて沢に下りる地点を見逃しどんどん歩き続け、1時間20分で入渓するところを40分オーバーしてしまいました。長老の私は既に疲れ気味。 気を取り直して入渓前に記念写真。










 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
奥多摩の沢は大きな木々に囲まれ、川のように流れも早くダイナミックだな~と思いつつ、まずはリーダーのルート図解読のレクチャー。 ルート図を見ながら、記号と山ボキャブラリーと実際現場の状態を比較しながら理解を深めていきました。
 
最初の6m滝は大きく高巻く
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 



 
膝くらいまで水に浸かりながらさくさくと大きな岩と小滝を通り抜けて行きました。水がとても冷たく、朝からお腹の調子がよくないのであまり濡れたくないと願いながらもいきなりの深水。えーーー、勘弁してくださいという調子でどうにか濡れない様に努力をして行きました。(でも前3人はこんな感じ)
 
 
早々と今夜の寝床地を確保し、まずは飲み物を冷やす!そして火をおこす準備にとりかかる。。。。1時間経過でまだ火がつかない。。。リーダー焦るが食当の私も焦る。というのも、今夜の食事も明日の朝食も焚き火が大前提!火がおこせなかったら食事にありつけないかー。どーしよう。。。 1時間30分経過あたりで煙も大きくなって着火!!! あー、よかった。一安心ということでビールとワインで乾杯!
 

 
 今夜の献立はご飯を炊いてココナッツミルクカレーとバーニャカウダー。その他一人一品焼き物を持ち寄り、さばや日干し、シュウマイ、ソーセージ、そしてバーニャカウダーの野菜をフライパンや網であぶり、どうやら3人はお酒が進んでいたようです。 最後にアメリカのキャンプでかかせないS’ more(some moreの略)を披露!これは小枝にマシュマロを刺して火であぶります。アツアツのマシュマロをチョコレートマクビティで挟みチョコレートが半溶け状態でいただきます。 
 
 
こんな感じで食っちゃ飲み+おしゃべりで(歌はなし)11:30pm(若い2人はその前に)に就寝。テントの女子チームとタープの男子で分かれました。
寒さと小川の音でなかなか眠れない女子チームは4時20分頃のリーダーの“起きろー”の声に体を起こし、テントを出ると既に火がついていました。ありがとうございます。
朝食は以前イエローストーンでキャンプした時に作った(しかし失敗)枝にぐるぐるに生地を巻きつけて焼くパン。枝からパンを取り外して、その空洞にソーセージを差し込んでソーセージパンを作ります。この他前夜のご飯で作ったおにぎりとコンビーフスープで朝から既に満腹状態。リーダーさらにアルコール摂取!
 
 
 









 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
出発前にリーダーから山用語“お花摘みとキジ”を習う。さっそく実際に活用。。。(?)

お腹が膨らみすぎたせいか体も重い、しかし出発せねば。ちょっと行ってすぐに大木の一本橋! いやー、滑るよ絶対。ということで弱腰の私だけ巻きました。
 
 
 しかしその後すぐに足も着かないくらいの大きな釜があり、覚悟を決めて泳ぐことに。確かザックが浮き輪のように浮くと聞いていたのに、どかーんと飛び込んだら思いきり体が沈みました。人が背中に乗っているかのように手で水をかいていないと鼻まで沈む勢いです。泳ぎが得意な私は始めて泳げない人の気持ちがわかりました。しかし他の2人はザックで浮いたと言っていました。なぜ私は沈んだのか…..? しかもコケ岩を滑っては落ち滑っては落ちて、気づいたらリーダーが隣上の方で助けてくれていました。しかし酒くせぇ~~。
 
まずは泳いで取り付き
苔むした岩を登る
 
 冷えた体を早歩きで暖め、行き着いたのは8mの大滝。うーーんと唸っている所にSさんの“熊だ!”という叫び。あーーー、本当に熊だ!黒い!至近距離7m! 反射的にWさんMさんと私もカラビナで音を出す。 リーダーの“ラッキーじゃん”と言う言葉にだれも反応せず、しかも“W行け!”という指令にW弱腰。みんなあなたの気持ちはわかってますよー。勇敢にも登り、その後きょろきょろして岩にハーケン?をたたくの?と思ったら、熊に対しての音だしでした。
 
熊が出没した大滝を登る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 

熊が逃げて行った先が気になる!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 






 
その後20分程の六間谷と熊穴窪の分岐を見逃し知らずに中小屋尾根を登っていました。 藪漕ぎもすぐに終わるのかと思ったら延々と続き、途中木に熊の爪あとや足跡を発見し、背が高い藪(竹)の中で物音がすると熊かとおびえる時間が長く感じました。(実際長かった)。既に足が棒状態になっていた私は、平泳ぎをするかのように手を描いて竹をつかむこの藪漕ぎは、足に負担をかけず実はよかったように思いますが。。。途中の倒木を超えるのはきつかったですが。 最終的に雲取山に登る登山道に出て、ピークがすぐそこだったので、山頂に行って記念撮影。この頃睡魔に襲われていた私は目が開かず。。。。

 
 
 
 
 
 
 
 



 
下山は途中結構な雨に降られ滑って泥だらけになり、約2時間半でつり橋まで、そして林道に出てから駐車場まで1時間ちょっと。ずっとシグマでいた私は(いつもは登山靴を持ってきてるのに。。。)足の底と指が痛くてふらふらになっていました。

 その後予定の温泉はカットになり、猛スピードでETCゲートもくぐり(技?)二宮駅に目的の電車の時間までに着きました。 本当に多岐に亘る講習もあり、しかも運転、いろいろオーガナイズしていただきましたリーダー、ありがとうございます。オタクのW氏もいろんな装備も見せていただき、常にサポートしてくれてありがとう! 女子会話も楽しかったです! また行きましょうね。 (by Y.O)

 

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