天候 晴れ
参加 簑島さん、鈴木
投稿 鈴木
今季初めてのアイスクライミングに簑島さんと行って来た。
約2ヵ月間山から離れている私と腰の負傷・正月に風邪を患った簑島さんとの山行だったので山にするかアイスにするか前日まで悩んだ。
私が日曜日しか都合がつかず、結局アイスに決まった。
場所は悩んだ挙句、八ヶ岳・南沢小滝にした。
日帰り予定だったのでアプローチの短い湯川・三つ峠・霧積温泉を考えたがまた結氷が甘いと考えたからだ。
私は八ヶ岳のアイスは初めてである。
過去に数回、ジョーゴ沢を計画したが、仕事やメンバー構成で中止となっていた。
簑島さんは2回目ということで小滝を知っているので、少しばかり余裕がみられたが、小滝に着き滝の下部に立ってみて、二人揃って首を捻った。
私は今期、初アイスでこの氷壁を登れるのか、簑島さんは過去と違った氷壁の状態に対してである。
氷壁は自然の物である。同じ状態で無いのは判っているが、その状態はほぼ垂直であった。
廣川さんの本によると右岸が一番簡単で巻いてTPを張ることが出来るとのことらしいが右岸は氷柱の集合体の様に見え登れそうにも無かった。一番登れそうな真ん中は先方のパーティが取りついてしまっていたので使用できず、暫く先方のリードを見て、どこか出来ないかと場所を探した。
悩んでいても仕方ないので先方のリーダーらしき方に、こちらの技術レベルを説明してどの辺りが良いか(迷惑を掛けたくないので)聞いた所、自分たちの隣(左岸側)でやるといいとアドバイスを頂いた。ついでにTPを張る為の巻き道も教えてくれた。
このアドバイスは本当に助かった。今の技術レベルでしかも初アイスでこの壁をリードで登り、TPをセットするには少しばかり厳しいと滝の下部に付いた時から考えていたからだ。どちらかが待っていても寒いので二人でTPを張りに行き、支点の位置から降れることが予想されたので、振れ防止のスクリューを滝上部にセットし懸垂で降りてトレーニングを始めた。
まず、私であるが余り上手くいかなかった。久しぶりという理由で無く修行が足らないからだろう。
アイスアックスはまあ決まるが足が上手く付いていかない。毎回思うのであるが足さばきが課題である。
最初は三角バランスで登り、それからカウンターバランスで登ってみた。
少し調子が出て来たので少し蹴り込みを強くした所、アイゼンよりも先に膝が氷にヒットしてしまい、その痛みに耐えられないので直ぐに下ろしてもらった。ヒットした理由はナメっぽい表面の時は蹴り込んでも良いが、この様な状態の場合は表面の凹凸にアイゼンの先端を掛ける位で良いのを忘れていたからだと思う。
簑島さんは「おりゃー」と声を出して登っていた。私もそうであるが左が課題かもしれない。
どうしても利き腕と違い打ち込み時にブレが生じることが多い。
そうこうしている内に昼過ぎになったのと、今回は初といった理由から撤収することにした。(私の膝の痛みも原因)
結局、最初の場所選びに時間を取られてしまい数回しか出来なった。
本当はもう少し緩やかな壁で練習したかった。
簑島さん、お疲れ様でした。
先行パーティ(滝の状態が一番良い写真なので)
0 件のコメント:
コメントを投稿