2018.10.28  市民クライミング教室(丹沢 広沢寺弁天岩)

スタッフ:CL伊三雄(投稿) 吉野 河野
参加者:4名


茅ヶ崎山岳協会では、初めてクライミング教室を開催しました。
2020年のオリンピック種目にもなったスポーツクライミングの影響もあり、クライミング人口が増えています。山岳協会では生涯スポーツの普及のため、ハイキングと沢登り教室それと市民富士登山を今まで開催してきましたが、今回はクライミング教室を開催し安全に楽しんでもらうための基本技術の講習と広沢寺でのクライミングを体験していただきました。
初めてのクライミング教室だったため積極的な宣伝をしなかったため今回は4名の参加者だけでしたが、十分手ごたえを感じました。



駐車場でスタッフ紹介と弁天岩の紹介を行い、体操をして岩場へと出発。




弁天岩では登り方の基本と下降の姿勢と降り方教えて早速スタート。





最初はカチカチだった生徒さんも2本目、3本目を登ると足の置き方、体重移動も様になってきた。
特に小学生のUちゃんは足さばきが素晴らしく右スラブ5-9まで登ってしまった。







唯一のクライミング経験者Uさんは右スラブを余裕で登っていました。




参加くださった市民の皆様、ありがとうございました。
また、今回協力いただいた吉野さんと河野君に感謝します。
山岳会の皆さんからは、クライミングシューズやハーネスを寄付していただきました。

次回は来年になりますが計画をしっかり立てより多くの人にクライミングの楽しさを広げてゆきたいと思います。

2018.10.8~9 北岳バットレスdガリー~4尾根

日付 2018/10/8~9(月火) 天候 晴れ 参加 瀬沼(CL)、大熊(投稿) アルバム :


 当初は土日で行く予定でしたが人数変更と天気によって月火に変更しました。
この変更が当たりバットレス貸し切り&好天に恵まれました!

1日目 広河原6:30 ~ 白根御池小屋8:30 ~ dガリ-取り付きまで偵察。
      
 広河原から出発して案外早くテン場に着いたので、今日アタックする案も出ましたが山頂が雲でおおわていたので偵察のみにしました。ネットで見た岩とかを探しつつ登山道からアプローチの道へ入りdガリ-取付きまでいって偵察完了しました。
取付きに行くと「あっ登れそう」ってすぐ思えるぐらい簡単そうだったので、明日は私から開始を宣言させてもらいました。

2日目 白根御池小屋3:00 ~ dガリー取付き5:30 ~ 4尾根取付き7:30 ~ 北岳山頂11:00 ~ 広河原14:30

 3時出発にしたら早すぎて途中で休憩したりしたわけですが、今日登るのがワクワクしてくるぐらい雲ひとつない満点の星空でした!

dガリ-  奇数:大熊リード 偶数:瀬沼リード
4尾根   奇数:瀬沼リード 偶数:大熊リード

dガリ-から4尾根に向かう途中、ルートを間違えて3、40分ぐらいロスしてしまいました。
4尾根は9ピッチ。
チンネ左稜線の時も体験したけれど、体が空に飛び出してビレイするのがとっても気持ち良いです。マッチ箱や枯れ木やらリッジのトラバースやら色々とリード出来てとても楽しめました。ただ、最後の城塞ハングはフォローでも辛かったです。
クライミング、精進しなければ!
終わった後は道分かりやすいし、すぐ山頂に出れるのでバットレス最高ですね。
山頂は写真とるだけの滞在でそそくさおりてしまいました。
  

  白根御池小屋までは意外と早く着きました。
  
  快晴の4尾根取付き。
  
  高度感が最高です。
  
  快晴の中、枯れ木のテラスを目指す。

  最高です。
  
  仙丈ケ岳。

  お疲れ様でした。

 この夏は沢登りが楽しすぎて、クライミング初心者のまま放置してしまいましたが、1ヶ月でアルパインのいろはを教えてもらってここまで行けるようになって本当に感謝です。

瀬沼さん、ありがとうございました!

2018/10/6 平標山

日付:2018/10/6  天候:晴れ  参加;武藤(末)(CL)、冨澤、渡邉、安波(投稿)
アルバム : https://photos.app.goo.gl/dnxZyUbcdR2KPbHa8
平標山乃家を見下ろす

ここ最近の週末は雨ばかり。とりわけ三連休となるとどこが晴れるのやら・・・今週も天気図とにらめっこ。北アルプス、南アルプスともに台風の影響を受ける。第一候補は穂高岳屏風岩、却下。第二候補甲斐駒ケ岳赤石沢奥壁、却下。第三候補谷川岳一ノ倉沢、とりあえず行ってみた。

・・・悲しい結末。片道1時間歩き、出会いまで。今日はこの後晴れていく予定だが、この状況でテールリッジは危険と判断。転身へ。明日のお天気に期待し、今日はハイキングへ変更。。。ピストンかぁ・・・ということで周回できる平標山へ行くことにした。

ハイカーへ変身し、8時半出発。キレイなトイレだった。木の香がして割と新しい?

紅葉のトンネルに光が射す。階段がとても整備されていて足場はいいのだが、、、ずっと階段、、、まさか頂上まで?

9時半松手山。ここまでほぼ階段、しんどー

その後視界がひらけ景色が変わる。方向的には谷川方面を向いている。朝の雨がウソのように晴れていた。雲の流れが速く、風が強い様子。これで明日は谷川登れるぞーなんて思っていた。

サンゴが生えているような不思議な景色。

紅葉がきれいでなかなか良い。風が気持ちいい稜線歩き、、、


とはいかなかった。なにこの強風、吹っ飛びそう。引き返してくる登山者多数。冨澤さんは飛ばないように武藤さんが支えてくれたが、、、あたしは階段様に支えてもらった。

10時50分平標山頂上。頂上で落ち葉の栞をいただきほっこり。


一面の草紅葉!所々に池塘があった。

平標山乃家が見えてきた。すごく立派な建物でびっくり。屋根続きで小屋と避難小屋が併設されていた。緑に黄色に赤、里山の雰囲気。

色とりどりの山歩き。

13時くらいに下山。まさかの紅葉ハイキングでした!いい季節にこられたかな。花の100名山に選定されているので、春もいいのかも。
さて、明日の一ノ倉の天気は・・・悪い方向へ。諦めて小川山へまた転身しましたとさ。
楽しいハイキングでした!ありがとうございました!また明日もよろしくお願いします!

おわり。

2018/10/7 小川山東股沢某ルート

日付 :2018/10/7 天候:晴れ  参加:武藤(末)(CL)、冨澤、渡邉、安波(投稿)

ルート全貌
転身を繰り返した末、本日は好天の小川山。甦った某ルートへ行ってきた。アプローチ等不安はあったが、沢の向こうに岩稜が見えた瞬間、「あれだ!」という感じでテンションが上がる。興味そそられる景観。
取り付きははっきりと知らないので、岩稜を目指しなんとなく渡りやすそうな場所(のつもり)を渡渉。もっと渡りやすい場所を探してもよかった?この時点では仕方がない。
所々にケルンあり。案外迷わずにたどり着くことができた。
取り付き発見!割と上の方にハンガーボルトが1ピンあるが、ルート全体を通してピンはここのみ。
1Pでこの景色!紅葉はあと一週間くらい?
フェースにもピンはないので、カムや立木で支点を取る。ほぼ取らない、取れないですが。
ビレイ点の構築ももちろん自分で。奥に見える岩稜にもルートをひいているとか?
 
登ったり、歩いたり、クライムダウンしたり。高度感溢れるリッジが続く。風が吹くと怖かったのでハイハイも活用。
烏帽子左稜線に似た景色。振り返れば達成感も抜群。
最高の紅葉見物スポット!!!岩と紅葉ってなんでこんなに相性がいいんだろ。
終了点にスリングと残置ビナあり、懸垂支点とする。全行程、私達は歩きも入れて11ピッチ、4時間半。こんなに登ったのに懸垂は1回のみ。その後は歩いて帰路につく。

今週も天気に翻弄された週末でしたが、快晴の中爽快なクライミングを楽しめました!自分で支点を構築したり、ランニングをとったり、ピッチを切ったり等々が出来れば楽しめます。ただ、登られていない場所はすこぶる脆いので慎重に。まだあまり登られていない分、登られているアルパインルートよりもアルパインチックでした。また来たいと思えるルートでした。整備された方々に感謝です!ありがとうございました。

おわり。


2018.10.6 谷川岳 マチガ沢東南稜登攀

メンバー:CL伊三雄(投稿) 瀬沼 大熊 中西 (濱野:西黒尾根)
天気:晴れのち曇り(ガス)
行程:谷川岳ロープウェイ駐車場~7:30マチガ沢出合~厳剛新道~(8:30)マチガ沢へ下降~マチガ沢~(11:30)東南稜~(13:50)オキの耳(15:00)~天神尾根~ロープウェイ~谷川岳登山センター
アルバム:https://photos.google.com/u/1/share/AF1QipNNRPzlgnNR4U0rYWGKLAODdsAjri7CGGGe1x7ptgQfsTRoIR-udZi7f8U9ZYpVpg?key=OHluZ3VmUS1XbTNzOFB5T0N3Y3hkQUZuWU1HeVNB

4年ぶりにマチガ沢東南稜を登ってきました。
僕以外の3名は初めてのマチガ沢東南稜で中西さんは本番が初めてでした。
厳剛新道を1時間ほど登りマチガ沢へと下ります。
マチガ沢は3時間ほどの沢登りとなりますが、ロープは上部で2回ほど出しました。
大熊さんは相変わらず怖いものなしでガンガン登って行きます。頼もしいですね!
瀬沼さんはいつもの通り、すいすい登って行きます。
待ってーって・・・!て感じです。
中西さんは初めての本番との事だったのですが次から次へと出てくる滝も全く問題なく登っていました。
さて、本来ならここに濱ちゃんこと濱野さんがいるはずなのですが実は彼、ヘルメットを忘れて参加できませんでした。なので彼は西黒尾根から谷川岳を目指してもらいました。
翌日に来た信さんの説では、怖くなってわざと忘れたのでは?でした。
そんなことは無いと思いますが普段から忘れ物多いのは確かです。


▲:厳剛新道入り口
ここからこの登山道を1時間ほど登ります。


▲厳剛新道からマチガ沢への下りです。

ロープは出さなくても大丈夫です。


▲マチガ沢です。


こんな感じの滝が飽きるほど続きます。緊張感があります。


▲東南稜取り付き~1ピッチ目(リード:中西 ホロー:伊三雄)
パーティー:(中西、伊三雄)(瀬沼、大熊)


▲2ピッチ目(リード:伊三雄 ホロー:中西)
2ピッチ目:トラバースを抜けてあと少しでテラスです。

▲3ピッチ目の後半は草付きになります。
ここから先は稜線に出て頂上まで4ピッチぐらい登ります。
※濡れていなければロープは外しても大丈夫です。

▲谷川岳 オキの耳

中西、伊三雄パーティーは13:50に山頂に着きました。
瀬沼、大熊パーティーは3ピッチ目で右に行き頂上直下まで壁を登り(霧で真っ白のため僕たちを見失って違うルート登った)14:55山頂に到着。
でも大熊さんは山頂直下までクライミングが出来たので間違えてよかったって言ってました。笑っちゃいます。無線機での連絡が取れていたので心配はありませんでした。
東南稜は水分の多い霧のせいで湿ったクライミングとなりましたが、いつ来ても充実感のある良いルートです。
皆さん一緒に登ってくれてありがとう!
お疲れ様でした。